星詠れい
おはこんばんにちわ🎵
この記事ではトラッキング設定について、その関連内容を記載しています。
トラッキング設定を理解することでもLive2Dの配信主側での調整の仕方がわかるようになるので是非覚えていってほしい項目になります。
よろしくお願いいたします。
はじめに
この記事では、トラッキング設定で必要な知識をまとめて書いてみました。
具体的には入力用パラメータと出力用パラメータの違いについて理解して、その調整方法について記載します。
VTuberになるまでの全ての流れについてはこちらに記載しています。
また、VTube Studio各記事へのリンクも記事内にありますのでぜひご覧になってください。
もう片方については、Live2D CubismーVTSでのパラメータの動き・パーツ分けなどの参考例のまとめです。
トラッキング設定画面
移動の設定(ガチ恋距離)
ここの設定については基本的には使わないようにしています。
というのも、ガチ恋の設定をしても使う機会がそもそもうちにとって思いつかないくらいにはあまりないのです。
Akariのキャラのデフォルトでは「使う」設定になっていますが、星詠れいの使うLive2DではOFFにしています。
物理の設定
ここは基本的にはLive2Dモデラーさんで設定してくれていることが多いかもしれません。
画面の中で変えるところといえば、旧仕様の物理演算をOFFにすることくらいです。
トラッキング設定
タイトル | 内容 | 備考 |
---|
タイトル | 当該項目の説明 Live2Dモデラ―さんが名前をつけていくところ 分かりやすい内容にしている | 基本は触らない |
IN | 入力用パラメータの設定 トラッキングソフトから検出されるパラメータ | 基本は触らない |
OUT | 出力用パラメータの設定 Live2Dソフトで設定されたパラメータ | 基本は触らない |
スムージング | 0に近いほどトラッキングに合わせたスピードで素早い動きになる 100に近いほど動きがゆっくり滑らかな動きになる | 基本は触らない 必要な時に少し調整しておくといい |
自動まばたき | ランダムでOUTの数値が下限から上限まで動く | 基本はOFF |
自動呼吸 | 一定周期でOUTの数値が下限から上限まで動く | 基本はOFF ONにすると挙動がわかるのでチェックだけならあり 呼吸(Bress)だけONにする |
INの数字 | カメラから読み取った自分の顔の動きの数値。 顔を動かすとリアルタイムで変わります。 | 調整するときはここをメインにする |
OUTの数字 | INのデータから出力されたLive2Dのモデルの数値。 INの数字と連動して動きます | 基本は触らない |
トラッキング設定画面
触らないとしている理由としては、Live2DモデラーによってはLive2Dモデラー側で設定してある場合があるからです。
その場合Live2Dソフト側での動きに合わせてOUTの数字での上限下限も決めていたり、スムージングでは動きの滑らかさを予め調整してくれていることがあります。
入力用パラメータ
(Input Parameter:Face Tracking)
入力用パラメータはVtube Studio上で設定できるパラメータです。
カメラトラッキングソフトから検出されるパラメータになります。
iPhoneやAndroid、Webカメラで撮影されたデータをもとにトラッキングソフトが自動でパラメータに変換して、それがデータとなりVTube Studioの入力用パラメータとして動作してくれるという形になります。
入力用パラメータは基本的には頭の部位だけに存在します。
首から下の体の部位の入力用パラメータは存在しません。
頭の中でも入力用パラメータとして存在することができる部位は
・まゆ毛
・瞳(目)
・口
・顔の向き
・カメラからの距離(横方向、縦方向、奥行き)
といった感じになります。
入力用パラメータ項目で詳細を記載しているのでそちらで確認してみて下さい。
入力用パラメータはLive2Dを動かすのに必要でこれを理解すると今後のためにもなるので見て覚えておきましょう。
他にもハンドトラッキングといって、手のトラッキングも可能となっています。
こちらはここでは記載しませんが、同じような考えになるので知りたい方はハンドトラッキングで検索してみましょう。
入力用パラメータ項目
以下のVTube StudioのWikiに記載された内容をわかりやすく分類してみました。
インフォメーション
VTube Studioに実装されている入力用パラメータ
入力用パラメータ | 意味・内容 | 備考(対応機種) |
---|
FacePositionX | カメラからみた水平方向の位置 | 全対応 |
FacePositionY | カメラからみた垂直方向の位置 | 全対応 |
FacePositionZ | カメラからの距離 | 全対応 |
FaceAngleX | 顔が左右に向いた時の角度 | 全対応 |
FaceAngleY | 顔が上下に向いた時の角度 | 全対応 |
FaceAngleZ | 頭が左右に傾いた時の角度 | 全対応 |
FaceAngry | 怒った顔の検知 | iOSのみ対応 (実験的・非推奨) |
顔全体の動き
入力用パラメータ | 意味・内容 | 備考 |
---|
EyeOpenLeft | 左目の目の開き具合 | 全対応 |
EyeOpenRight | 右目の目の開き具合 | 全対応 |
EyeLeftX | 左目の視線の左右位置 | 全対応 |
EyeLeftY | 左目の視線の上下位置 | 全対応 |
EyeRightX | 右目の視線の左右位置 | 全対応 |
EyeRightY | 右目の視線の上下位置 | 全対応 |
目まわりの動き
入力用パラメータ | 意味・内容 | 備考 |
---|
MouthSmile | 口の笑顔 | 全対応 |
MouthOpen | 口の縦開閉 | 全対応 |
MouthX | 口の左右位置 | ※Webcam非対応 ※2 |
口まわりの動き
※2(ただし、Webcam Nvidia・Webcam Mediapipeは対応)
入力用パラメータ | 意味・内容 | 備考 |
---|
Brows | 両眉の上下位置 | 全対応 |
BrowLeftY | 左眉の上下 | 全対応 |
BrowRightY | 右眉の上下 | 全対応 |
眉の動き
入力用パラメータ | 意味・内容 | 備考 |
---|
TongueOut | 舌出し 舌を出す時の検知 | ※Webcam非対応 |
CheekPuff | 頬膨らまし 頬を膨らましている時の検知 | iOSのみ対応 |
特殊なパラメータ
入力用パラメータ | 意味・内容 | 備考 |
---|
VoiceFrequency | 声の周波数 | 全対応 |
VoiceVolume | 声の大きさ | 全対応 |
VoiceVolume PlusMouthOpen | 声の大きさ +口の縦開閉 | 全対応 |
VoiceFrequency PlusMouthSmile | 声の周波数 +口の笑顔 | 全対応 |
VoiceA | 「あ」の検知 | 全対応 |
VoiceI | 「い」の検知 | 全対応 |
VoiceU | 「う」の検知 | 全対応 |
VoiceE | 「え」の検知 | 全対応 |
VoiceO | 「お」の検知 | 全対応 |
VoiceSilence | 無音の検知 | 全対応 |
声の検知パラメータ
入力用パラメータ | 意味・内容 | 備考 |
---|
MousePositionX | メインディスプレイでのX方向のカソールの位置 | 全対応 |
MousePositionY | メインディスプレイでのY方向のカソールの位置 | 全対応 |
マウス操作
出力用パラメータ
(Output Parameter:Live2D Parameter)
Live2D Editorで標準パラメータに記載されているものが基本になります。
これをVTube Studioでは出力パラメータとして結び付けていくといった感じになります。
前提としてVTube Studioに存在する入力用パラメータは固定されています。
入力用パラメータは実装されているもの以外のパラメータは基本的には実装されていません。
Body用の入力用パラメータが存在しないのです。
体の動きも本来であれば頭と体で同じ動きになってしまいます。
ですが、入力用パラメータと出力用パラメータの繋がりを調整することによって頭の動きと体の動きを全く別の動きにすることは可能です。
というより、そうしないと不自然な感じになってしまいます。
それが出力用パラメータでの値での調整ということになります。
Live2D Editorで標準パラメータに記載されているものが基本になります。
それ以外のパラメータはLive2Dモデラ―さんが独自に追加されたパラメータという感じになります。
出力用パラメータ項目
VTube Studioでパラメータとして関連するもの
インフォメーション
出力用パラメータ項目(VTube Studioに関係するもの)
出力用パラメータ | 意味・内容 | 備考(対応入力パラメータ) |
---|
ParamBodyAngleX | 体の回転・+で右を向く | FaceAngleX |
ParamBodyAngleY | 体の回転・+で上に動く | FaceAngleY |
ParamBodyAngleZ | 体の回転・+で右に傾く | FaceAngleZ |
体全体の動き
出力用パラメータ | 意味・内容 | 備考(対応入力パラメータ) |
---|
ParamAngleX | 顔が左右に向いた時の角度 | FaceAngleX |
ParamAngleY | 顔が上下に向いた時の角度 | FaceAngleY |
ParamAngleZ | 頭が左右に傾いた時の角度 | FaceAngleZ |
顔全体の動き
出力用パラメータ | 意味・内容 | 備考(対応入力パラメータ) |
---|
ParamEyeLOpen | 左目の目の開き具合 | EyeOpenLeft |
ParamEyeROpen | 右目の目の開き具合 | EyeOpenRight |
ParamEyeLBallX | 左目の視線の左右位置 | EyeLeftX ※1 |
ParamEyeLBallY | 左目の視線の上下位置 | EyeLeftY ※1 |
ParamEyeRBallX | 右目の視線の左右位置 | EyeRightX ※1 |
ParamEyeRBallY | 右目の視線の上下位置 | EyeRightY ※1 |
ParamEyeBallForm | 目玉の拡大縮小 | ・EyeOpenLeft ・EyeOpenRight |
目まわりの動き
※1 どちらか片目だけに合わせて両方設定することもある
出力用パラメータ | 意味・内容 | 備考(対応入力パラメータ) |
---|
ParamMouthForm | 口の笑顔 | MouthSmile |
ParamMouthOpenY | 口の縦開閉 | MouthOpen |
ParamMouthOpenX | 口の左右位置 | MouthX |
口まわりの動き
出力用パラメータ | 意味・内容 | 備考(対応入力パラメータ) |
---|
ParamBrowLY | 左眉の上下 | BrowLeftY |
ParamBrowLAngle | 左眉の角度 | BrowLeftY |
ParamBrowLForm | 左眉の変形 | ・BrowLeftY ・MouthSmile |
ParamBrowRY | 右眉の上下 | BrowRightY |
ParamBrowRAngle | 右眉の角度 | BrowRightY |
ParamBrowRForm | 右眉の変形 | ・BrowRightY ・MouthSmile |
眉の動き
出力用パラメータ | 意味・内容 | 備考(対応入力パラメータ) |
---|
ParamTongueOut | 舌出し | TongueOut |
ParamCheek | 頬膨らまし | CheekPuff |
特殊なパラメータ
出力用パラメータ | 意味・内容 | 備考(対応入力パラメータ) |
---|
ParamBreath | 呼吸 | breath |
特殊なパラメータ
隠しパラメータ
モデラ―が設定し、自動で動かしてくれるもの
具体的にいうと、VTube Studioで出力用パラメータとして存在しないもので物理演算によって自動で動いてくれるものになります。
なので、トラッキング設定画面で出てくる項目ではなく隠しパラメータみたいな扱いになるんじゃないかなと思います。
これにはモデラーによっては膨大な数のパラメータを入力しているので、こういったところで作り上げているので料金に関わりますし、クオリティに大きく変化が出るところになります。
1つ1つ作業するにも大変そうな印象があります。
出力用パラメータ | 意味・内容 | 備考 |
---|
ParamHairFront | 前髪部分 +で画面の右に動く | |
ParamHairSide | 横髪部分 +で画面の右に動く | |
ParamHairBack | 後ろ髪部分 +で画面の右に動く | |
ParamHairFluffy | ふんわりと動く | |
髪全体の動き
出力用パラメータ | 意味・内容 | 備考 |
---|
ParamShoulderY | +で肩をすくめる動作 | |
ParamBustX | +で右に揺れる | |
ParamBustY | +で上に揺れる | |
ParamBaseX | +で画面の右に動く | |
ParamBaseY | +で画面の上に動く | |
体の動き
出力用パラメータの基本
基本的には他のLive2Dソフトとの連動も考慮して「Param」と頭に付けることが多いようです。
全ての内容はリンク先で確認してみるのがいいでしょう。
実際に使われる場合の例
入力パラメータと出力パラメータの組み合わせ例をここで出していきます。
あくまでも例なのでモデラ―によっては異なる場合がありますので、参考程度にお願いします。
顔と体の反転(例)
こちらでは、全身のLive2Dモデルを作成するときに頭と体の動きを分けるのですが、入力パラメータで使える部分がFaceAngleの3種類しかないので、これを出力パラメータで頭と体に分けて作成するといった感じの一例です。
FaceAngleXの入力パラメータが複数個所あって、出力パラメータがそれに対応しているといった感じです。
内容 | 入力パラメータ (VTube Studio側) | 出力パラメータ (Live2D Editor側) | 備考 |
---|
体の左右方向 (Body Rotation X) | FaceAngleX | ParamBodyAngleX | |
体の上下方向 (Body Rotation Y) | FaceAngleY | ParamBodyAngleY | |
体の傾き (Body Rotation Z) | FacePositionX (FaceAngleZ) | ParamBodyAngleZ | モデルによっては FaceAngleZを想定する場合がある |
顔の左右方向 (Face Angle X) | FaceAngleX | ParamAngleX | |
顔の上下方向 (Face Angle Y) | FaceAngleY | ParamAngleY | |
顔の傾き (Face Angle Z) | FaceAngleZ | ParamAngleZ | |
キャプション
眉の連動(例)
こちらでは眉の連動です。
眉で使える入力パラメータは「Brow」「BrowLeftY」「BrowRightY」のみとなっています。
出力パラメータでは「ParamBrow」「ParamBrowAngle」「RaramBrowForm」の3種類と左右の「L」「R」の組み合わせで使いますが、これらを「Brow」または、「BrowLeftY」or「BrowRightY」のいずれかを使って表現するといった感じになります。
内容 | 入力パラメータ (VTube Studio側) | 出力パラメータ (Live2D Editor側) | 備考 |
---|
左眉の上下方向 (Brow Height Left) | BrowLeftY | ParamBrowLY | |
左眉の角度 (Brow Angle Left) | BrowLeftY | ParamBrowLAngle | |
左眉の変形 (Brow Form Left) | BrowLeftY MouthSmile | ParamBrowLForm | |
右眉の上下方向 (Brow Height Right) | BrowRightY | ParamBrowRY | |
右眉の角度 (Brow Angle Right) | BrowRightY | ParamBrowRAngle | |
右眉の変形 (Brow Form Right) | BrowRightY MouthSmile | ParamBrowRForm | |
キャプション
Xからの引用になりますが、雨瀬おるこさんが作っている変形のパラメータの一例です。
変形なので「ParamBrowForm」を複数以上作って組み合わせているのでしょうか。すごいですね…。
配信主が調整をするとき
基本的には入力用パラメータの調整だけに留めます。
出力用パラメータはいじらないようにしましょう。
出力用パラメータはモデラ―さんが設定してくれている場合があります。
調整のやり方については先人のブログサイトやノートがありますのでこちらで確認するのがいいかもしれません。
星詠れいもこれらの記事を参考に調整をしてみました。
これらから考えるにやっぱり入力用パラメータだけの調整だけで十分と考えました。
参考にできた個人ブログサイト
おわりに
トラッキング設定については奥深いですし、モデラ―さんもおそらくLive2Dモデルがきれいに動くように出力パラメータ(Live2D Editorのパラメータ)を調整されていると思うので、配信者側はそれをうまく活かしていきたいところです。
そうして、モデルの魅力がもっと上がっていくのだろうなと思います。
ここは是非、妥協せず納得できるところまでやりきってみてほしいかなと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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星詠れい
こちらは主に活動しているTwitchのチャンネルです。
こちらの方で配信を行っています。
基本的にはアーティストを使って世界1位のカラスダウン数を目指していくというものになっています。
星詠れい自体はリアルの方で発達障害や社会不安障害などを抱えており、一般的に言うとものすごく人見知りします。そしてあまりしゃべらないような人です。
配信でも基本的には自発的に話すようなことはしないのですが、話題を振って頂いたら基本的にはお返しするように頑張っています。
他の多くの配信者のようにおしゃべりが得意といったそういった特徴は持ち合わせていません。
そこで配信にとっては不利になってしまいます。
それでもDBDのアーティストって楽しいんだよという魅力を伝えていくために活動しています。
よければぜひ遊びに来てください。お待ちしています!
星詠れいのYouTubeリンク
星詠れい
こちらはYouTubeの星詠れいのチャンネルになります。
こちらでは、配信での切り抜きがメインとなります。
主にプレイするゲームはDead by Daylightです。その中でもアーティストのみを使っています。
主に取り扱う切り抜きは以下の通りです。
・全滅をとるのに非常に大変だった試合
・難易度の高いチェイス中2連カラスを達成した試合
・一人でも通電後に逃げられた人がいた試合
になります。他の方とは異なる形のものをあげていきます。
星詠れいは負けても全然問題ないですし、それも魅力の1つだと思っています。
むしろ、負けた試合から何かを学べることも大事だと思いますので恥など感じず公開していきます。
よかったらYouTubeのチャンネルを登録してくれると嬉しいです。
よろしくお願いします。