【OBS Studio】便利な使い方と設定のガイドブック|配信者向け・Twitch

星詠れい
星詠れい

おはこんばんにちわ🎵

今回はOBSの設定を一通り簡単にまとめてみました。
OBSでの設定での基本と、便利なプラグインについても簡単に紹介していきます。
ここではTwitchの配信を考慮したものがメインとなっておりますが、他配信サイトでも同じ考え方になると思います。一部の設定で異なるか使えないかになってしまいます。

よかったら参考にしてみて下さい。

目次

OBS Studio

まずOBS Studioをインストール・ダウンロードをしましょう。
OBS StudioはPCで配信するなら定番の配信ソフトとなっております。
多彩なプラグインもあり、ブラウザによって他配信補助サイトからブラウザソースを貼り付けることによってOBSの配信画面に様々な表示ができるようになることも強いです。

インストール・ダウンロード手順

公式HPでインストーラーをダウンロード

https://obsproject.com/ja/

使っているOSに合わせてインストーラーをダウンロードしていきます。
「Windows」「macOS」「Linux」

インストール

ダウンロードしたものを起動してインストールしていきます。

①「Next」をクリックして次に進みます。

②インストールする場所を指定して「install」をクリック

③インストールが完了したら「finish」をクリック

自動構成ウィザードが表示される場合

ここではキャンセルをクリックします。
この後の設定で自分で設定したほうがわかりやすいからです。

OBS Studioの設定手順

OBS Studioでの設定は多くありますが、1つずつ要領を理解して手順を踏んでいけば間違いを少なく進めていけると思います。手順について書いていきます。

基本的な配信ができるまでの設定手順

初めての方向けにどういう手順で行えればいいのかを星詠れいが実際にやっていた時と同じような流れでわかりやすく作ってみましたので、以下のタイムラインでイメージを作っていただければ幸いです。

プロファイルの名前を決める
プロファイルの設定を色々決めていく

Twitchとの連携
映像の設定(解像度とビットレート)
音声の設定(デスクトップ音声とマイク入力)

シーンコレクションの名前を決める
シーンをいくつか決めていく

Twitch配信用
・OP画面
・雑談画面
・ゲーム画面
・離席画面
・ED画面

各シーンに合ったソースを入れていく

・ゲーム画面
・配信背景イラスト
・オーバーレイ
・ブラウザ

シーン別に音声ミキサーを調整していく

・マイクの調整
 ・フィルタを入れる
・ゲームの音量の調整

シーントランジションを決める

・カット
・スティンガー

ここから動作確認をしていく

・シーン遷移はどうか。
・思い描いた通りの画面になっているか。
基本的にはここまで出来たらテスト配信をしていきましょう。
うまくいくようになったらひとまず設定は完了です。

追加の設定がしたい場合での手順

こちらでは基本的な設定が完了して、配信も安定してできるようになってからまた追加で入れてみたいなと考えた場合にやってみるといいかもしれません。
これらは必須な設定ではないのですが、視聴者さんを喜ばせるかもしれない機能も多くあります。
また、配信主がOBS Studioを管理するときにも便利になりそうなプラグインがあります。

外部ソフト・ブラウザを使ったものを検討する

特に多くの人に使われそうなものだけをあげていきます。

インフォメーション
外部ソフト・ブラウザ一例
タイトル内容備考
棒読みちゃん&コメントビューワー系ソフト棒読みちゃんにチャットを読ませる
音声認識字幕ちゃん話し声を字幕で表示してくれる
たぬえさ3Twitch機能とチャネポ連携で様々なことができる(Twitchの人は特に)
外部ソフト・ブラウザ一例
完成したら追加で欲しいプラグインを検討する

多種多様のプラグインがあります。
入れたくなった時に入れるといいと思います。

インフォメーション
特におすすめのプラグインは以下の3つ
タイトル内容備考
Scene Tree Folder plugin for OBS Studioシーンを1つのフォルダにまとめる
Move Transitionシーントランジションにアニメーション効果を持たせる
Advanced Scene Switcher画像認識で自動でシーンを切り替える
おすすめのプラグイン
インフォメーション
その他のおすすめのプラグイン(他にもたくさんあります)
タイトル内容備考
Bongobs Cat手元配信
Source Dockドックにシーン・ソースを追加する
Source Toggler1つの選択項目だけを表示・他全てを非表示にする
その他おすすめのプラグイン
【OBS Studio】超便利!おすすめプラグインの紹介|配信者向け

詳細の細かい手順

ここからはそれぞれの設定について細かくかつ簡略的に流れに沿って説明していきます。

プロファイルを設定する

プロファイル

配信の設定・出力設定・音声設定・ホットキーの設定を一括で保存できる機能
複数のプロファイルを作成し、必要に応じて切り替えることが可能

プロファイルの名前をつける

一回、何かの名前を付けてみましょう。
最初の時は多分「無題」となっていますが、これの名前を変えていきます。
Twitch配信であれば「Twitch」「A.Twitch」とかのわかりやすい名前を付けてみて下さい。

インフォメーション
参考例①
名前例内容備考
Twitch_1080p_60fps1920×1080 60fps 9000ビットレートパッと見でわかるメリット
Twitch_720p_60fps1280×720 60fps 6000ビットレートパッと見でわかるメリット
Twitch_720p_30fps1280×720 30fps 4500ビットレートパッと見でわかるメリット
YouTube_1080p_60fps1920×1080 60fps 12000ビットレートパッと見でわかるメリット
YouTube_720p_60fps1920×1080 60fps 9000ビットレートパッと見でわかるメリット
プロファイル名前一例
インフォメーション
参考例②
名前例内容備考
A.Twitchなんでも名前順にソートできるメリットがある
B.YouTubeなんでも名前順にソートできるメリットがある
C.録画なんでも名前順にソートできるメリットがある
プロファイル名前一例
インフォメーション
参考例③
名前例内容備考
Twitchなんでも複数設定しないときはこれでいいかも
YouTubeなんでも複数設定しないときはこれでいいかも
録画なんでも複数設定しないときはこれでいいかも
プロファイル名前一例

「出力」設定

ここではGeForce系のもので配信する場合で載せています。
例えば、RTX4060やRTX3060などのRTXが付くものに関してはGeForce系となります。
RadeonやCPUのものを使う場合はプロファイルの設定の個別ページにて載せておきますのでそちらでご覧になって頂けると幸いです。

「出力」⇒「配信」タブでの設定
エンコーダ設定(NVIDIA NVENC H.264(new)選択時)
使用GPU等設定例備考
音声エンコーダFFmpeg AAC
映像エンコーダNVIDIA NVENC H.264(new)
出力をリスケールするオフ
「出力」⇒「配信」タブでの設定
設定内容設定例備考
レート制御CBR(固定ビットレート方式)基本はコレ
ビットレート6000
キーフレーム間隔2s基本はコレ
プリセットP5:Slow(高品質)
P4:Medium(中品質)
P5:Slow(高品質)が良い
P4:Medium(中品質)でも行ける
チューニング高品質基本はコレ
マルチパスモード1パスCBRは1パス
VBR時は2パス
プロファイルhigh
Look-aheadoff基本はコレ
心理視覚チューニングon基本はコレ
GPU0基本はコレ
最大Bフレーム2基本はコレ
「出力」⇒「配信」タブでの設定の方法

「音声」設定

「音声」での設定
設定内容設定例備考
サンプリングレート48khz基本はコレ
映像で使われるサンプルレートが48khzだから
チャンネルステレオ基本はコレ
大抵のプラットフォームはステレオだから
「音声」での設定の方法
設定内容設定例備考
デスクトップ音声無効他の画面で開いている音声を配信に載せたくないならコレ
マイク音声無効各自それぞれのマイクの設定から
「音声」での設定の方法
設定内容設定例備考
減衰率速い
ピークメーターの種類サンプルピーク
「音声」での設定の方法
設定内容設定例備考
モニタリングデバイス規定
Windowsの音量…チェックON
低遅延音声バッファ…チェックOFF
「音声」での設定の方法

「映像」設定

「映像」での設定
設定内容設定例備考
基本(キャンバス)解像度1920×10801080p
出力(スケーリング)解像度1280×720720p
縮小フィルタランチョス基本はコレ
FPS共通値6030との選択
「映像」での設定の方法

ビットレートについて

各ビットレート設定
設定内容設定例備考
映像ビットレート6000Kbps
音声ビットレート128Kbps320Kbpsまで(基本は128Kbps)
各ビットレート設定
インフォメーション:Twitchのビットレートについて

よくはわかっていませんが、ビットレートについてはTwitch公式でのサポートの記述に書かれている通りですと、あくまでも推奨ビットレートが6000Kbpsであって、上限ビットレートが6000Kbpsと書かれてないようです。
実際はもっと余裕をもってビットレートが用意されているだけであって、少しビットレートがオーバーしても配信は動くんじゃないかなと思います。でも、これは確定した情報ではないのでそれぞれの判断になります。

おそらくですが、パートナーの推奨と言われている9000Kbpsまでは耐えられるんじゃないかなと思います。
ただ、アフィリエイトでも6000Kbpsを超えるとブラックアウトした(配信画面が真っ黒になる)っていう情報もあったのでよくわからないのが現状です。

シーンを設定する

シーンコレクションから先に名前をつける

シーンコレクション

OBSの設定切り替えで、シーンとソースを呼び出すことができる機能

一回、何かの名前を付けてみましょう。
最初の時は多分「無題」となっていますが、これの名前を変えていきます。
「基本」「A.基本」とか「いつもの」「A.いつもの」とか「テスト」「B.テスト」とかのわかりやすい名前を付けてみて下さい。
1つのシーンコレクションだけをまず作っておきます。

インフォメーション
参考例
名前例内容備考
A.基本普段使う時のシーンコレクション
B.バックアップA.基本を大きく編集するときにバックアップをとる等バックアップ用もあっていいかも
C.〇〇〇なんでも
D.〇〇〇なんでも
E.〇〇〇なんでも
シーンコレクションの名前一例

各シーンを作っていく

シーン

「ソース」を総合的に管理して、配信中の画面を一瞬で切り替えることができる機能

複数の場面のシーンを予め用意しておくことで、それぞれの場面に最適な配信画面を一瞬で切り替えることができるようになります。
例えば、雑談するときの画面とゲームするときの画面ではゲームによっては変えたいといったことがあるかもしれません。
その場合には1つのシーンだけに集約するよりは別々にシーンを作っておくといいことが多いです。

シーンの使い分け
  • 配信シーン11.オープニング
    ・オープニング用背景イラスト
  • 配信シーン21.雑談用
    ・ゲーム画面
    ・背景画面(コメント欄など)
  • 配信シーン31.ゲームプレイ用
    ・ゲーム画面
    ・装飾イラスト
  • 配信シーン41.離席用
    ・離席用背景イラスト
  • 配信シーン91.エンディング用
    ・エンディング用背景イラスト
    ・エンドロール

ソースを設定する

ソース

個別のメディアを扱うセクション・配信上に表示できるもの

多くの「ソース」が存在し、テキスト、画像、アプリなどのウィンドウ、といった様々な種類の映像を同じ画面に表示可能です。
そして「ソース」内部では、レイヤーでできており、1枚ずつのレイヤーを積み重ねることで1枚の配信画面になります。
一番下では配信画面上では一番後ろの画面になっています。
そしてそれを上に重ねる度に上のレイヤーに透明なものがない限りはそのレイヤーにある画像が表示されるようになります。

なので基本的には、一番下には配信背景を載せることが多いでしょう。
そして、配信背景よりもさらに下にソースを置くとそれは配信画面上には映されなくなります。

用語:レイヤー

複数の要素を階層的に重ねるために使用される概念や技術をレイヤーと呼びます。

・CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)
・PhotoshopCC
・アイビスペイント
・ペイントツールSAI
などのイラストソフトで、画像を載せる仮想的なシートのことをレイヤーということがあります。
1枚のイラストを任意の枚数の透明なレイヤーを重ねあわせたものとみなして、複数のレイヤーにそれぞれの要素を描いていくことがあります。

レイヤーを使用することで、要素ごとに編集がしやすくなったり、特定の要素を隠したり表示したりすることが容易になります。例えば、テキストと画像を別々のレイヤーに配置し、テキストの色やフォントを変更する場合、テキストレイヤーのみを編集すれば良く、画像はそのままの状態で保持することができます。

基本的なソースの使い方と順番
  • 立ち絵(画像)
  • オーバーレイ(画像)
  • コメント欄(ブラウザ等)
  • ゲーム画面&音声(ゲームキャプチャ&アプリケーション音声キャプチャ)
  • 背景イラスト(画像)
  • マイク音声(音声入力キャプチャ)
  • BGM(メディアソース)

基本的にはこの順番で入れていくといい感じに整いそうです。
後は個々で考えてみていい形の順番を見つけてみて下さい。

立ち絵(画像)

ゲーム画面やオーバーレイなどよりも上に自身の立ち絵を載せていってもいいでしょう。
そうするとレイヤーの上の方に存在することになって、ずっと立ち絵が表示されることになります。

オーバーレイ(画像)

背景・ゲーム画面・コメント欄より上に存在するのがオーバーレイと言われるものです。
ゲームの枠、コメント欄の枠が基本的なものでわかりやすいでしょう。
そういったものもここに載せていきます。

コメント欄(ブラウザ等)

わんコメやstream elementsでコメント欄を取得して、それを配信画面に表示させます。

ゲーム画面&音声(ゲームキャプチャ&アプリケーション音声キャプチャ)

ゲーム画面を表示させます。

背景イラスト(画像)

画面全体に渡ってイラストを表示させたいので、この位置になります。
なので基本的には1920×1080のイラストを表示させることが多いかなと思います。
配信上に見せたくないものはこのイラストのソースよりも下に持っていけば見えなくすることが可能になります。

マイク音声(音声入力キャプチャ)

マイクの音声は基本的に操作をしないことが多いので一番下に持っていっていいでしょう。
操作するとしても大体は音声ミキサーの方になるからです。

BGM(メディアソース)

音楽系は基本的に操作をしないことが多いので一番下に持っていっていいでしょう。
操作するとしても大体は音声ミキサーの方になるからです。

OBS以外で作られたオーバーレイ等をOBSに表示させる

ブラウザ

ブラウザで設定されたものをOBS配信画面上に表示するためのソースです。

アイデア

基本的にはこの機能はよく使われます。
他のサイトの設定をOBS上で表示したい場合にはブラウザURLを設定しておく必要があります。
・Twitchのアラート機能
・StreamElements
・StreamLabs
・たぬえさ3
・時計

・Discordのチャットチャンネル
はブラウザURLを載せることが条件になります。

ゲームの画面を配信に流れるようにする

ゲームキャプチャ

パソコンゲームの画面を配信画面上に映したい時に使うソースです。
こちらを使う場合は1つのゲームにつき1つのゲームキャプチャだけを利用するようにしましょう。
2つ以上のゲームキャプチャですと、1つのゲームキャプチャだけにしか映像が映らないようです。

ウィンドウキャプチャ

特定のウィンドウの画面を配信画面上に映したい時に使うソースです。

アイデア

「ゲームキャプチャ」でも可能です。
「ゲームキャプチャ」を使う場合は専用シーンを作ってその中にゲームキャプチャで登録しておくといいと思います。
そしたら、専用シーンをソースにして配信用シーンに組み込んでいきましょう。

シーンソースの名前ソース
配信画面:ゲームゲーム画面:DBDシーン
ゲーム画面:DBDDBD画面ゲームキャプチャ
シーン一例

ゲームの音声を配信に流れるようにする

アプリケーション音声キャプチャ

特定のアプリケーション・ウィンドウだけの音声を流すソースです。

アイデア

特定のアプリケーションから音が流れるようになります。
・ウェブブラウザでYouTubeやNiconico、Twitchの音だけを拾いたい
・ゲームの音声だけを拾いたい
・Discordの会話の音声だけを拾いたい
などといった場合で、個別に設定することによって特定のものだけの音声を配信上に流してくれるようになります。

「アプリケーション音声キャプチャ」
「音声出力キャプチャ」
の違いについて
ソース内容備考
アプリケーション音声キャプチャ特定のアプリケーションからの音声を拾う
音声出力キャプチャPC上の音声を全て拾う(基本的には)
それぞれの違いについて

デスクトップ上の他画面を配信に流れるようにする

ウィンドウキャプチャ

特定のウィンドウの画面を配信画面上に映したい時に使うソースです。

アイデア

さらに、映す範囲を指定したい場合はALTキーを押しながら赤い枠を移動させることによってトリミングが可能になります。

「画面キャプチャ」について

「画面キャプチャ」は基本的には推奨しません。デスクトップ上の画面全体を映す機能にはなっています。
これは思わぬトラブルにつながる可能性が高いかなと思います。PC上の個人情報が映る可能性も考えられますので、可能であればウィンドウキャプチャで画面を映すのがいいでしょう。
その場合でも、画面上に個人情報が映らないかも確認した上で調整していきましょう。

マイクの音声を配信に流れるようにする

音声入力キャプチャ

マイクに入った音声を配信上に流れるようにするためのソースです。

アイデア

※これを設定する場合は、必ず設定のマイク音声を無効にしてください。
そうしないと、声が二重になってしまいます。
・プロファイル設定で規定としたときの「マイク」
・ソース「音声入力キャプチャ」で設定した「マイク」
というように同じ音声入力の音量ミキサーが2つ存在することになります。

これでマイクの設定をすることが可能になります。
マイクの設定をしたら場合によってはフィルタも設定してみましょう。

イラストや背景、オーバーレイ等を配信画面に載せたい

画像

JPGファイル、PNGファイルなどの画像イメージファイルを配信画面に取り込めるソースです。

画像スライドショー

JPGファイル、PNGファイルなどの画像イメージファイルを配信画面に取り込めることに加えて、スライドショー機能が追加されたソースです。

アイデア

ファイルの中から画像を選んで画面上に載せることが可能になります。
配信背景はこの画像から追加していきます。

画像スライドショーについては、おすすめの方法としては、1つのフォルダにまとめて表示させたい画像を全ていれておいて、画像スライドショーでの設定の中で「ディレクトリを追加」を押してまとめて追加する方法があります。この場合では整理がしやすくなります。

文字を表示したい

テキスト(GDI+)

テキスト文字を配信画面上に表示することができるソースです。

アイデア

テキストで追加することが可能です。
横に流れるスクロールみたいなものでもここで可能になります。
フィルタで「スクロール」を追加して設定すれば可能です。

BGM音楽や動画を配信上で流したい

メディアソース

BGMや動画を流したい時に使うソースです。
MP4やAVI、MOVなどのビデオ拡張子ファイルを主に使うことができます。

アイデア

メディアで音楽ファイルや映像ファイルを選んで載せていきます。
時々あるのですが、音楽ファイルに画像がセットである場合があります。
この場合はフィルタで画面の透過率を100%にして透明にしておくと画像が見えなくなって音楽だけが流れてきますのでこちらもその都度設定していくといいでしょう。

エフェクトフィルタを適切に設定する

入れたソースやシーンに映像補正が必要だなと感じたらエフェクトフィルタを検討してみていいかもしれません。
透明化できるフィルタがありますし、画面の一部を切り抜いたりするフィルタもあります。
「イメージマスク/ブレンド」などを使ってみて理想の配信画面を作ってみたい場合には使ってみましょう。

音声ミキサーを設定する

音声ミキサー

マイクの音量やゲームの音量、BGMの音量などの設定

それぞれに対してフィルタを設定することで音質を安定させたりすることも可能です。
特にマイクに関しては必ずフィルタはあったほうがいいでしょう。
マイクは素の状態だとおそらくですが、PC本体から出るわずかな雑音、生活音、キーボードタッチの音などがとても小さいですが入ってしまう可能性があるので、それらを排除した上で自身の声だけを拾うといった設定をしたい場合ではフィルタを設定する必要があります。

オーディオ/ビデオフィルタを設定する

特にマイクの設定における部分ではフィルタが大切になってきます。
オーディオ/ビデオフィルタのそれぞれの特徴を理解して使う場合にはこちらの記事を見ていくといいかもしれません。

マイクのフィルタ設定

ここではマイクのフィルタに絞って必要なフィルタだけを参照しています。

フィルタ画面を開く

上から順番に入れていきます。
名前はそのままでいいでしょう。

インフォメーション
順番フィルタ名備考
1ノイズ抑制AIによってノイズを抑制する
2ゲイン音量を上げる
3ノイズゲート一定以下の音しかない場合に配信に流れなくする
4コンプレッサー一定以上の音を圧縮する
5リミッター一定以上の音を配信に流れなくする
フィルタの順番
ノイズ抑制の設定
インフォメーション
タイトル内容備考
方式RNNoise
抑制レベル(dB)-5
ノイズ抑制の設定
ゲインの設定
インフォメーション
タイトル内容備考
ゲイン(dB)5
ノイズゲートの設定
インフォメーション
タイトル内容備考
閉鎖閾値(dB)-32
開放閾値(dB)-26
動作開始時間(ミリ秒)25
保持時間(ミリ秒)200
解除時間(ミリ秒)150
ノイズゲートの設定
コンプレッサーの設定
インフォメーション
タイトル内容備考
比率(X:1)10
閾値(dB)-18
アタックタイム(ms)6
リリースタイム(ms)60
出力ゲイン0
サイドチェーン/ダッキングソースなし
コンプレッサーの設定
リミッターの設定
インフォメーション
タイトル内容備考
閾値(dB)6
リミッターの設定

シーントランジションを設定する

シーントランジション

シーンを遷移するときに使われる切り替えアクション・アニメーション・ムービー

まずはOBSでデフォルトで用意されているものの紹介です。

インフォメーション
トランジション名内容備考
カット瞬間的に画面を切り替える
フェード徐々に切り替わっていく
スワイプ現在のシーンをスライドし、次のシーンが出現する
スライド現在のシーンと次のシーンがスライドしながら画面が切り替わる
スティンガー(おすすめ)動画素材をトランジションで使える機能自分で用意した素材を使いたい時
カラーにフェード指定した色にフェードしながら切り替わる
輝度ワイプ数多くある特殊効果から選択できるトランジション
シーントランジションの種類

もしも自分で用意した素材を使いたい場合は「スティンガー」を設定します。
これは動画素材をトランジションで使える機能です。

細かい設定の違い

細かい設定の違い
プロファイルシーンコレクションシーン切り替え
配信中の切り替えできないできるできる
配信サイトの設定配信外で
設定できる
できないできない
音声の全体の設定配信外で
設定できる
できないできない
映像の全体の設定配信外で
設定できる
できないできない
シーンできない新しいシーンコレクションに
合わせて変わる
切り替えられる
ソースできない新しいシーンコレクションに
合わせて変わる
移行先シーンに合わせて変わる
音声ミキサーできない切り替えられる設定はそのまま
トランジションできない新しいシーンコレクションに
合わせて変わる
設定したもので切り替える
細かい設定の違い

プロファイル

配信サイトの設定(Twitch、YouTube、その他配信サイト、録画)
音声の全体の設定(デスクトップ音声やマイク入力)
映像の全体の設定(キャンバス設定、ビットレート)
全てここで行われます。

シーンコレクション

音声ミキサーの設定が異なる(ミュートではなく、音量を調整したい場合)ときは、
シーン切り替えの場合では音量設定がそのまま引き継いでしまうので不可能です。
代わりにシーンコレクションで音量を切り替えることが可能になります。

シーン切り替え

基本的にはこちらでシーンを切り替えるのがいいと思います。
OBS画面上にシーンの一覧が見えることもあり、視認性がとてもいいです。

星詠れいの設定のまとめ例【OBS Studio】

ここでは星詠れいが実際に行っている設定の一部をまとめてみました。
参考になっていただければ幸いです。

ここから先をやるにあたって注意すること

ここから先はやりたいことを順番に1つずつやっていくことが大切です。
全てを一気にやろうとすると、どのプラグインによって引き起こされた結果かというものがわからなくなってしまい混乱のもとになってしまいます。

なので、ここから先は1つずつこなしていくことを推奨します。

音声の設定について

アイデア

星詠れいは基本的には「デスクトップ音声」と「マイク音声」についてはどちらも「無効」にしています。

理由としては以下の通りになります。
・デスクトップ音声はデスクトップ上の他の画面からの音声もすべて拾って流れてしまいます。配信の棒読みちゃんなど以外の他の画面の音声を聞きながらということをすると無効にしない限りは流れてしまうのでそれを防ぐために「無効」にしています。

・マイク音声についてはシーンによってはマイクの音声を入れなくていいものがあり、例えば離席時ではマイクの音声は基本的には要らないかなということがあります。もし設定での音声をONにしていると離席時にはボタンか何かでいちいちクリックなどして音をミュートする必要が出てきます。そうならないように、設定での音声を「無効」にしたうえで、ソースとして音声入力キャプチャでマイク音声を設定することでシーン別に必要なものと必要でないものを分けて入れています。
そうすることによって、ボタンか何かでクリックする必要がなくなり手間が1つ減りますので楽になります。

「デスクトップ音声」「マイク音声」を無効にした場合に忘れてはいけないこと

必須
・「音声出力キャプチャ」でゲームの音声が入っているかどうか
・「音声入力キャプチャ」でマイクの音声が入っているかどうか
任意
・「音声出力キャプチャ」で棒読みちゃんの音声が入っているかどうか(棒読みちゃんを配信に流したい時)
・「音声出力キャプチャ」でDiscordのVCの音声が入っているかどうか(コラボ時)

OBSのシーンとソースのまとめ

こちらでは「シーン」機能をうまく活かした設定方法になります。
「シーン」をうまく使うことによって整理がしやすくなる他、配信が軽くなる可能性も少しあります。(確実ではないですが)
よかったら参考にしてくれると幸いです。

星詠れいの設定のまとめ例【外部ソフト&ブラウザ】

インフォメーション:紹介内容
  • 棒読みちゃん&わんコメ
  • 音声認識字幕ちゃん
  • たぬえさ3

棒読みちゃん&わんコメ

棒読みちゃんの音声を配信に載せるために

大前提として、わんコメと棒読みちゃんの連携を済ませたうえで
①デスクトップ音声が既定の場合
⇒そのまま配信に流れるので、特に設定することはないです。強いていうなら音量の調整くらい。
②デスクトップ音声が無効の場合
⇒そのままだと配信に流れないのでソース「音声出力キャプチャ」で棒読みちゃんを追加します。

ただし、その場合要注意事項として棒読みちゃんをそのまま音声出力キャプチャに設定するべきではありません。
棒読みちゃんの中での音声出力デバイスで選択したデバイスに合わせておく必要があります。そしてOBS内でのソースで音声出力キャプチャでデバイスを合わせておきます。

音声認識字幕ちゃん

ここでは音声認識字幕ちゃんを用いた配信画面上に字幕を載せる方法について解説しています。
私自身の別途な設定方法も記載しているので、もしよかったら見て行ってくれるとうれしいです。

たぬえさ3

関連記事でも載せていますが、ここでもブラウザでローカルファイルを追加する必要があります。
ローカルファイルでの「forOBS3.html」をブラウザで追加します。

定刻になるとチャットに自動コメントが流れる

「時刻」で設定します。
設定の中に、毎時間に発動するものがあるのでチェックをオンにしますと毎時間置きに自動でコメントが流れるようになります。
時報みたいな扱いにしてもいいかもしれませんね。

チャンネルでの初めてのコメントがあると、自動コメントが流れる

「チャンネルでの初コメ」で設定します。

現配信枠での初めてのコメントがあると、自動コメントが流れる

「その配信枠での初コメ」で設定します。

レイドやサブスク、フォローで自動コメントが流れる

「レイド」「サブスク」「フォロー」で設定します。

チャンネルポイントを使って音声を流す(複数人以上)

こちらでは単体でも可能ですが、複数人以上の場合はたぬえさ3でしかできないと思います。
やり方は別ページにて解説していますが、それに加えてガチャ要素を追加することで、一つのチャンネルポイントに対して複数人の中から1つランダムに選ばれて発動するみたいなことが可能になります。

星詠れいの設定のまとめ例【プラグイン】

プラグインに関しましては多くの無料プラグインがありますので、専用ページでまた紹介させていただいています。
よければこちらに飛んでいただいて改めてどういうものがあるかチェックしてみるといいでしょう。

星詠れいの設定のまとめ例【外部デバイス類】

Stream Deckの導入

Stream Deckというデバイスを用いてボタンを押していくことで、自動でOBSの操作をやってくれるといったものもあります。
これが実は便利で、マルチアクションという機能が特に配信を助けてくれるものになってくれることでしょう。少々値段が張りますが気になったら見て行ってみるといいかもしれません。

その他にやっておくといいこと

可能であれば、配信用フォルダをデスクトップに作成しておくといいと思います。
配信用の画像イラストや音声ファイルを1つのフォルダに全てまとめておくと整理が楽ですし、たぬえさ3でも可能であれば同じ記憶媒体上にあるほうが望ましいということです。記憶媒体というのはSSDやHDDのことです。
とはいえ、ここは個人それぞれの自由ですので、それぞれが最適だと思ったまとめ方で大丈夫だと思います。

次ページは各種サイトからのOBSへの導入例です。

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