【ゲーミングモニター】おすすめスペックの選び方と重視項目・機能

星詠れい
星詠れい

おはこんばんにちわ🎵

この記事ではゲーミングモニターについておすすめするモニターの選び方と、ゲーミングモニターにある項目について簡単な説明を記載しています。

よろしくお願いいたします。

目次

はじめに

この記事に関しては星詠れいが情報を集めてまとめてみた記事になります。
ゲーミングモニターのスペックで特に何を重視すれば安心かについてもまとめてみました。
長くなってしまいましたが、概要だけであれば記事上部の部分だけでも大丈夫です。
それ以降は各項目についての簡単な解説となっていますので、気になった部分だけを読んで頂ければ幸いです。
よろしくお願いします。

ちなみに2024年8月に作成したものなので技術の進歩によってスペックが大きく変化している可能性もあります。
その場合は新しい技術の方に目を向けて下さるといいでしょう。

ゲーミングモニター

高性能でゲーマーを対象にしたモニターというのは大抵は「ゲーミングモニター」と銘打ってるモニターとなっていることが多いです。
通常のモニターとの違いで大きいのは応答速度の表記があることだと思います。
通常のゲーム向けでない一般向けのモニターは応答速度が表記されていない場合が多いです。

おすすめのメーカーとシリーズ

有名なメーカーでいうと、ASUSやBenQ、I-O DATA、Dell、MSI、LG、Aser、HPなどがあります。
星詠れいのおすすめは以下の3メーカーです。
シリーズについても記載していますので、気になりましたらそれぞれの会社の公式ページに行ってチェックしていくといいでしょう。
また、ここでの選択基準はコスパが良く長く使いやすそうなモニターをチョイスしました。

メーカーおすすめシリーズリンク先
ASUSTUF GamingASUS公式HP TUF Gaming
BenQZOWIEBenQ公式HP ZOWIE
I-O DATAGigaCrystaI-O DATA公式HP GigaCrysta
キャプション

おすすめのスペック

以下のような組み合わせだと、その他の機能についても多くの場合は付いていることが多いので、最低限これらを満たしていれば十分なものになると思います。

項目内容
画面サイズと解像度
組み合わせ
・24inch(FHD)
・27inch(WQHD)
パネルの種類IPSパネル
リフレッシュレート144Hz以上
応答速度5ms(GTG)以下、もしくは1ms(MPRT)以下
接続端子DP端子付き
キャプション

これに加えて、メーカーによってはモニターの見た目にこだわっているところがあるので、それも含めて検討してみてもいいかなと思います。
モニターの外枠の色も最近は白いものができるようになってきているので白を基準としたPC環境を組み立てたい方には調べてみてもいいかなと思います。

ゲーミングモニターで重視する要素

見ておきたい項目はいくつかありますが、重視しておきたい項目の組み合わせを3種類だけ取り上げました。
これらを満たしたゲーミングモニターだと長く使いやすいといえるかなと思います。

サイズ・解像度の組み合わせ

24inch(FHD)
27inch(WQHD)

上記のいずれかを選ぶのがおすすめです。

これより小さくても大きくても置き場所や見やすさで劣るので、大体24~27inchの範囲内で抑えるのがいいと思います。23inchや28inchのものでもありなのでそこは好みになります。

4Kを購入する場合に限っては32inchのものを選びましょう。
27inchの4Kは存在しますが、解像度が高すぎるので文字の大きさが非常に小さくなったりと不便になりやすいです。
結果的に32inchの4Kが良かったということが多いです。

パネルの種類

一番のおすすめはIPSパネルです。

最近では技術の進歩でTNパネルの応答速度にかなり追いついてきていることが挙げられます。
また、視野角が広いので縦モニターにする際にも違和感なく見れるようになるのもメリットなので、多少値段が高くてもIPSパネル搭載モニターを購入することをおすすめします。

有機ELは非常に優れていますが、これは非常に高価なので選択肢から除外しました。
更なる高性能なモニターを求めたい方には勧めたいパネルになります。

リフレッシュレートと応答速度の組み合わせ

基本的には144Hzで十分かなと思います。
これに合わせて応答速度も5ms(GTG)以下で選択しましょう。

リフレッシュレートに関しては、いくつかの数値があります。
60Hz、120Hz、144Hz、165Hz、240Hz、360Hzとあります。
240Hz以上にもなるとeスポーツのプロシーンなどで使われるものになります。かなり滑らかになりますがその分高価になります。

応答速度に関しては144Hzに合わせた速度となると5ms(GTG)以下ということになるでしょう。もちろん1ms(GTG)で選択しても大丈夫です。6ms(GTG)以上だと気になってしまうことが多いので注意しましょう。
240Hzであれば3ms(GTG)以下というように、リフレッシュレートが上がる度に応答速度を早くする必要があります。

グラフィックボードの性能で決めるのもあり

WQHDのものを使いたいのであれば、NVIDIAは「GeForce RTX 4070 SUPER」以降の型番をおすすめします。
「GeForce RTX 4070」以下であればFHDがいいでしょう。

AMDは「Radeon RX 7800 XT」以降の型番をおすすめします。
「Radeon RX 7700」以下であればFHDがいいでしょう。

なぜここで分けた方がいいのかというと、WQHDの場合は表示される画素数が増えるのでその分処理が大きくなります。
なので比例して処理能力の大きいグラフィックボードを搭載する必要があるということです。
他にも帯域等の細かい条件もありますが、基本は上記の通りの型番で分けていいと思います。

下の表が星詠れいの大体のイメージになります。

グラボと解像度の関係FHD
1920×1080
WQHD
2560×1440
4K
3840×2160
GeForce RTX 4090
GeForce RTX 4080 Super
Radeon RX 7900 XTX
GeForce RTX 4080
Radeon RX 7900 XT
GeForce RTX 4070 Ti Super
GeForce RTX 4070 Ti
Radeon RX 7900 GRE
GeForce RTX 4070 Super
Radeon RX 7800 XT
GeForce RTX 4070
Radeon RX 7700 XT
GeForce RTX 4060 Ti Super
GeForce RTX 4060 Ti
Radeon RX 7600 XT
GeForce RTX 4060
Radeon RX 7600
キャプション

配信者さんへ勧めたいこと

また、配信者さんの場合はモニターは2枚以上あったほうが楽になると思います。予算と生活スペースに余裕があれば3枚のモニターで活用するというのもありだと思います。
というより、2枚以上のモニターがない場合不便になることが多いと考えられます。
例えば、OBS Studioでの配信チェックや配信のチャットやコメントを読むのにも不便になってしまいます。
メインの画面をゲーム用にするのであれば、大抵はメインの画面を使ってフルスクリーンでゲームを行うでしょうからそれ以外のウィンドウは裏に隠れてしまいますので、隠れずに見えるようにするには追加のモニターが必要になります。

おしゃれしたい人向けに白いモニターも

これはASUSのTUF Gamingシリーズですが、白いモニターとなるものです。
27inchのWQHDであり、おすすめの条件にすべて合致しているので非常におすすめです。

以下の2つのブログでも多くのメーカーの白いモニターを紹介してくれていますのでこちらで見ていくといいかもしれません。
おすすめしているメーカー以外のモニターも十分魅力的なものもありますので、自分好みで選んでいくといいでしょう。


ここから先は細かく項目別に紹介しています。


ゲーミングモニターのメーカー

ゲーミングモニターを作られている会社は数多く、主にアジア圏とアメリカで生産されています。
いずれもPC業界では有名な企業となっているので、知識として知っておいて損はないと思います。

国名メーカー備考(シリーズ)
日本iiyama
(マウスコンピューター)
G-MASTER
日本JAPANNEXTJN
日本I-O DATAGigaCrysta
日本SONYINZONE
台湾ASUS高価格:ROG
低価格:TUF Gaming
台湾Acer高価格:Predator
中価格:NITRO
低価格:SigmaLine
台湾MSI超高価格:MEG
高価格:MPG
中価格:MAG
低価格:G
台湾BenQ高価格:MOBIUZ
低価格:ZOWIE
台湾GigabyteAORUS
アメリカDell高価格:Alienware
低価格:G(ゲーミングスタンダード)
アメリカPixioPX
アメリカHPOMEN
韓国LGUltraGear
中国Lenovo高価格:LEGION
低価格:Lenovo G
中国XiaomiG
キャプショ

モニターサイズ

画面サイズはいくつかあり、多くの基本的な大きさとなっているのは、24型27型32型となっているかと思います。

タイトル備考
21型
21inch
横46.41㎝ × 縦26.14㎝
465mm x 262mm
24型
24inch
横53.04㎝ × 縦29.87㎝
531mm x 299mm
27型
27inch
横59.66㎝ × 縦33.6㎝
598mm x 336mm
29型
29inch
横64.08㎝ × 縦36.09㎝
641mm x 361mm
32型
32inch
横70.71㎝ × 縦39.83㎝
708mm x 399mm
42型
42inch
横92.81㎝ × 縦52.27㎝
929mm x 523mm
キャプション

解像度

おすすめはどれとは言えないですが、基本的にはFHDWQHDのいずれかで選ぶといいと思います。

タイトル解像度画素備考おすすめ
HD1280×72092万1,600画素720p
FHD1920×1080207万3,600画素1080pおすすめ
WQHD2560×1440368万6,400画素1440pおすすめ
4K3840×2160829万4,400画素2160p
8K7680×43203,317万7,600画素4320p
キャプション
用語:FHD

FHD:Full High Definition
「フルハイビジョン」
とも呼ばれます。

解像度が1,920×1,080(約207万画素)の規格です。
縦横比(アスペクト比)は16:9
1080p

用語:WQHD

WQHD:Wide Quad HD

解像度が2,560×1,440(約370万画素)の規格です。
縦横比(アスペクト比)は16:9
1440p

用語:4K

4K:4 Kilo

解像度が3,840×2,160(約830万画素)の規格です。
縦横比(アスペクト比)は16:9
2160p

サイズと解像度の組み合わせ

それぞれに適した解像度はあり、それよりも大きかったり小さかったりすると実際に見るときに違和感を感じたり使いにくくなるといったことがありますので気を付けてみてほしいと思います。
32型を最後にしているのはこれを超えてしまうとPCで使うモニターというよりはテレビのモニターみたいな感じになってしまいます。
基本的には画面が大きいほど、視聴距離目安としては遠くなっていきます。
24inchだと50cmですが、32inchだと80cmを超えなければ視聴しにくい距離感になってしまいます。
42inchだと1mを超えていくのでパソコン使用を考えた場合に不便だと感じます。

もう一つは、適した解像度とサイズでない場合には描写されるものが小さすぎて非常に不便に感じてしまいます。
27inchの4Kの場合は実際に見ると本当に使いづらいと感じます。文字が本当に小さいのですから、モニター側で拡大します。
そうなると結局WQHDで良くないかということになるので、モニターのサイズと解像度の組み合わせにも気を付けてみて下さい。

タイトル適した解像度備考
24型
24inch
FHD横53.04㎝ × 縦29.87㎝
531mm x 299mm
27型
27inch
WQHD横59.66㎝ × 縦33.6㎝
598mm x 336mm
32型
32inch
4K横70.71㎝ × 縦39.83㎝
708mm x 399mm
キャプション

モニターパネル

ここでのおすすめはIPSパネルです。

パネルの種類は大きく分けて4種類あり、
IPS、VA、TN、OLEDとあります。それぞれの簡単なイメージを以下に書いていきます。

なお、もっと細かく書きますと液晶ディスプレイと有機ELディスプレイの2種類に分けられます。
液晶ディスプレイはTFT-LCD(TFT液晶)と呼ばれ、これ該当するものがIPS、VA、TNとなります。
有機ELディスプレイはOLEDやQD-OLEDが該当します。

パネルの種類

パネルの種類メリットデメリット
IPSパネル視野角が広い
優れた色再現性
応答速度の進化で弱点がなくなった
少々高めの価格
低コントラクト(画面が白っぽくなる)
VAパネル視野角が広い
優れた色再現性(IPSよりは劣る)
高いコントラクト(黒色の表現力がとてもいい)
中途半端な価格
応答速度が遅め
角度を付けて見ると白っぽく見える
TNパネル他のパネルと比べて非常に安価
応答速度が非常に優秀
視野角が狭い
色再現性が劣る
低コントラクト(画面が白っぽくなる)
OLED全てにおいて極めて優秀
黒色の表現力はVAパネルを遥かに凌駕する
非常に高価
焼き付けが気になる
寿命が短い
キャプション

細かい性能の違い

項目QD-OLED
OLED
IPS
ADS
VATN
視野角とても広い
178°対応
とても広い
178°対応
とても広い
178°対応あり
狭め
上下160/左右170
色の一貫性
色の正確さ
最大限に優秀
画面隅や画面中央で色が変わらない
非常に優秀で保ちやすい
画面隅や画面中央で色が変わらない
少々悪い
色や明るさが一定しない
悪い
他のパネルより劣る
色の再現性最大限に優秀
原色に最も近い色合い
非常に優秀
原色に最も近い色合い
少々劣る
IPSよりは少し気になる
劣る
いまいち
主流のRGB10億7000万色(10bit)・1677万色(8bit)
・10億7000万色(10bit)
1677万色(8bit)1677万色(8bit)
黒の再現性最大限に優秀
黒がはっきり見える
悪い
白っぽく見える
非常に優秀
黒がはっきり見える
悪い
白っぽく見える
コントラクト最大限に優秀
1500000:1
劣る
1000:1
非常に優秀
4000:1
劣る
1000:1
リフレッシュレート優秀
最大360Hz
優秀
最大500Hz
低め
最大280Hz
非常に優秀
最大540Hz
応答速度
(GTG)
最大限に優秀
0.03msが主流
最近は優秀
1msや0.5msが主流
IPSより劣る
1msが主流
非常に優秀
0.5msが主流
価格非常に高い少々高い安い安い
その他非常に薄くできる
消費電力がすくない
焼き付きが気になる
明るくなりにくい

寿命が短い
角度を付けて見ると
白っぽくなるのが欠点
斜めから見ると
色合いが変になる
おすすめ度
キャプション

細かな用語(TFT-LCD)

用語:TFT-LCD

TFT-LCD:Thin Film Transistor Liquid Crystal Display
液晶ディスプレイ

薄膜トランジスタを使ったアクティブマトリックス方式の液晶ディスプレイ
点灯時にLEDバックライトをすべて点灯させ、その光を液晶分子で遮ったり、通過させたりして、画像や映像を表示させます。

IPSパネル(ADSパネル)

用語:IPS(ADS)

IPS:In Plane Switching

液晶分子を回転させてバックライトの光量を調節する方式です。
1996年に日本の「日立製作所」によって開発されました。

視野角が広く、178°の広視野角に対応したモデルが多くあります。
見る位置や角度による色・コントラストの変化が少なく、映像を鮮明に映しやすい点が魅力です。

用語:

ADS:Advanced super Dimension Switch

2007年頃に中国の「BOEテクノロジーグループ(京東方科技集団)」という企業によって開発されました。

IPSと比べるとコスパが良く安いことが特徴です。
それ以外は大きく違うところはありません。概ねIPSと同一と考えていいでしょう。

他の種類について

IPSパネルから派生されたモデルもいくつか存在します。
これらも大本はIPSと同一と考えていいでしょう。

AHVA:Advanced Hyper-Viewing Angle
AHVAパネルは「AU Optronics」というBenQグループの液晶パネル製造会社によって開発されました。
「Fast IPS」「Rapid IPS」「SS IPS」ともいわれています。
IPSと比較して応答速度が速い特徴があります。

PLS:Plane to Line Switching
韓国の大手メーカー「Samsung」開発。

AH-IPS:Advanced High Performance IPS
韓国の大手液晶パネルメーカー「LG Display」開発。
高い透過率。高コントラクト比。低消費電力の実現。

Nano IPS
韓国の大手液晶パネルメーカー「LG Display」が製造

IGZO IPS
日本の液晶パネルメーカー「Sharp(SDTC)」が製造

大きな弱点といったものはなく万能に使えます。
イラストレーターやクリエイター、映画鑑賞においても使えます。
弱点としては映像が白っぽくなってしまうことでしょう。

VAパネル

用語:VA

VA:Vertical Alignment

液晶分子を垂直や水平方向に動かして光の量を調節する方式です。

バックライトの光を完全に遮ることで「黒」が表現しやすく、コントラストを高められるのが特徴。

主な使用用途は、映画鑑賞になります。
映像を鑑賞するのには最適なパネルになります。

TNパネル

用語:TN

TN:Twisted Nematic

電圧をかけて液晶分子をねじることで光の透過量を調節する方式です。

製造コストの安さと応答速度の速さが特徴。

主な使用用途は、FPS系のゲームやアクションゲームのプレイを目的とする方におすすめです。
高速な応答速度が求められるゲーミングモデルに多く採用されています。

細かな用語(有機EL)

用語:(有機EL)

有機EL:Organic Electro-Luminescence
有機物の電気を使った発光

有機物質に電圧を流すことで力が溜められ、その蓄積した力をエネルギーとして放つことで発光する仕組み

OLED

用語:OLED

OLED:Organic Light Emitting Diode
有機発光ダイオード

フィルターを通して光を通し、赤、緑、青、白の光を生成する白色OLED層を使用する。

発光部品そのものが色を持っており、電圧をかけると2つの電極からプラス極の「正孔」(せいこう)とマイナス極の電子が発生する。これらが発光層で再結合すると活性化し、元の状態に戻る際に余剰エネルギーが光として放出される。

QD-OLED

用語:QD-OLED

QD-OLED:Quantum Dot Organic Light Emitting Diode
量子ドット – 有機発光ダイオード

QD-OLEDは量子ドットを励起する青色発光層を使用し、最終的にスクリーン上に表示されるものを作り出すのに必要な光を生成する。
韓国のサムスンディスプレイが実用化(2022年に初)

全てにおいて優秀なのですが、弱点としては焼き付き現象が起こりやすいことです。
映像に表示されるものが固定した色で継続している場合には焼き付いてしまい、その色が残りやすくなってしまいます。
例えば、静止画やイラストを表示し続けた場合や動きの少ないゲームや動きの少ない映像動画を繰り返し表示された場合に起こりやすくなります。
これらに気を付ければとてもいいものになると思いますが、お値段が非常に高く手を出しにくいのでこれからの技術の進歩に期待といったところかもしれません。

接続端子

おすすめはDPが搭載されているモニターになります。
グラフィックボードの搭載するデスクトップを選択することが多いかと思いますので、これは必ず選びましょう。
DPだと音声情報も映像情報も制御信号も一括してデータを送ることが可能です。

また、グラフィックボードには基本的にはDPが3本とHDMIが1本という風に固定されている場合が多いので、DPは必須となってきます。こういったところからもDP搭載モニターを選択する必要があるといえます。

細かな用語

DPケーブル

用語:DP

DP:Display Port

1本のケーブルで映像・音声・制御信号を伝送可能

DisplayPortが高解像度・高リフレッシュレートで映像を送れるのは、マイクロパケット方式を採用しているからです。
マイクロパケット方式とは、映像、音声、制御用の各データを一定量のデータにまとめて送る方式

HDMIケーブル

用語:HDMI

HDMI:High-Definition Multimedia Interface
高精細度マルチメディアインターフェース

HDMIは映像伝達方式として、TMDS方式を採用しています。
TMDS方式(シリアル伝送方式)とは、RGBの各色とクロック同期の信号を別々に送る仕組み

リフレッシュレート

用語:リフレッシュレート

Refresh Rate

1秒間で画面を書き換えられる回数を指し、モニターの画面が1秒間にどれだけ更新されるのかを示します。
例えば、リフレッシュレートが「60Hz」の場合、1秒間に画面が更新される回数は60回です。
高ければ高いほど表示される動きが滑らかに見えます。
リフレッシュレートは、動きの多い動画での臨場感やゲームの快適性に影響する重要な要素です。

リフレッシュレートに関しては、いくつかの数値があります。
60Hz、120Hz、144Hz、165Hz、240Hz、360Hzとあります。
最近ではTNパネルですが、540Hzも出てきたそうです。IPSパネルでは500Hzがあるみたいです。
基本的には144Hzで十分かなと思います。

応答速度

用語:応答速度

モニターに映る色が変化する時間を表します。
単位はms(ミリ秒)で扱われ、1msや5msなどと記載されます。
1秒(1s)=1000ms

1ms、1ms(GTG)、1ms(MPRT)と表記されます。
基本的にはGTGで数値が低い方が優秀です。

応答速度が遅いと残像が発生してしまいます。
FPSでは致命的になることがあります。
例えば、敵の視認性が悪くなってしまいます。
また、AIMが定まりにくくなります。

リフレッシュレートにもよりますが、5ms(GTG)以下or1ms(MPRT)以下であれば基本は大丈夫でしょう。

表記違い
1msMPRTと一緒の場合が多い
1ms(MPRT)切り替えが一番速いので表記上は優秀だが、
実際の感覚としては(GTG)より劣る
1ms(GTG)こちらが実際の感覚に近い
モニターを選択する時はGTG表記から選択するのが良い
キャプション
リフレッシュレート更新速度必要な応答速度
60Hz16.67ms16ms以下
144Hz6.94ms6ms以下
240Hz4.17ms4ms以下
360Hz2.78ms2ms以下
キャプション
用語:GTG

GTG:Gray to Gray

モニターの色が中間色から中間色へと変化する速度を表した物です。

GTG搭載モニターはオーバードライブ機能が搭載されていることが多いです。
オーバードライブとは、中間色の応答速度を高速化する技術の1つです。

用語:MPRT

MPRT:Moving Picture Response Time

モニターの色が黒→白→黒まで変化する際の速度を表した物です。

フレームレート

用語:フレームレート

fps:Frames Per Second

フレームレート(fps)とは「1秒間に出力機器が生成・送信できる映像の数」を指します。
フレームレートが高ければより細かく、滑らかな映像が表示可能です。

リフレッシュレートとフレームレート

リフレッシュレートとフレームレート、どちらも映像の滑らかさに関わる数値であることは同じですが、「出力側」と「表示側」という違いがあります。

タイトル内容備考
リフレッシュレート
(Hz)
ディスプレイが1秒間に書き換えられる画面数
ディスプレイなどの動画・映像を表示する側の指標
モニターのスペックに書かれる
フレームレート
(fps)
1秒間に映し出す画面数
ディスプレイに動画・映像を出力する側の指標
CS機種やPC本体(特にグラボ)のスペックに書かれてある
キャプション

フレームレートはモニターのスペックには記載されていない項目ですが、関連性は高いです。
リフレッシュレートとの関連性が高いので説明しています。
これはリフレッシュレートを144Hz以上にすれば基本は気にしなくていいと思います。

リフレッシュレートとの関連

モニターに搭載される
リフレッシュレート
動画・映像を出力する側
フレームレート
実際に見える
映像のfps
例160Hz60fps60fps
例2144Hz60fps60fps
例360Hz120fps60fps
例4144Hz120fps120fps
例5144Hz144fps144fps
キャプション

機種によるフレームレートの違い

コンソール機でプレイする場合は60fpsまでなことが多いので、モニターとしてはリフレッシュレート60Hzで十分なことが多いです。
ただし、パソコンゲームをする場合は120fps以上のフレームレートを出せるゲームが多く、パソコンゲームもやりますといった場合には144Hzのモニターを買うのがおすすめかもしれません。

機種フレームレート備考
Nintendo Switch60fpsまで30fpsの場合があることに留意
PS460fpsまで
PS5120fpsまでほとんどが60fpsまでということに留意
120fps対応は数十本ほどしかない
Xbox120fpsまで多くが対応せず60fpsまでかも
120fps対応は数少ないと思われる
PC144fps以上 240fpsも出るグラボの性能とゲームの対応レート次第
キャプション

残像低減機能

NVIDIA® G-SYNC™

用語:G-SYNC

画面のティアリング(映像が横方向にズレたように見える現象)やスタッタリング(映像のカクつき)を低減できる機能です。
NVIDIA社が開発した仕様です。

NVIDIA社のグラボ:GeForceシリーズ

AMD FreeSync™

用語:FreeSync

映像のティアリング(映像が横方向にズレたように見える現象)やスタッタリング(映像のカクつき)の低減に役立つ技術です。
グラフィックボードのフレームレートとモニターのリフレッシュレートを同期し、滑らかな描画を実現します。
AMD社が開発した仕様です。

AMD社のグラボ:Radeonシリーズ

オーバードライブ

用語:オーバードライブ

電気的な制御により応答速度を高め、残像感のない鮮明な映像を視聴できる技術です。
オーバードライブは中間色の変化の応答速度を白色・黒色の切り替えに近づける技術で、応答速度の向上により映像のブレや残像を低減できます。

応答速度におけるGTGの速度を早めることができる技術であり、これのおかげでGTG表記の応答速度を早くすることが可能になりました。

モーションブラーリダクション

用語:モーションブラーリダクション

MBR:Morion Blur Reduction
モーションブラーリダクション


モーションブラー:残像
リダクション:削減
残像を削減するという意味になります。

黒挿入
黒挿入はフレームとフレームの間に黒一色のフレームを差し込む事によってフレーム間の 映像の差を少なくし残像感を軽減させる機能です。

メーカー技術名
BenQDyAc、DyAc+
ASUSELMB
PixioMPRT
AcerVRB
キャプション

HDR

用語:HDR

HDR:High Dynamic Range
ハイ・ダイナミック・レンジ

画像の明るい部分と暗い部分の差であるコントラスト比を示すための「輝度 (ダイナミック・レンジ)」を表す指標です。
過去のブラウン管の輝度を基準としたSDRと比較して100 倍以上の明るさの段階を表示するものを HDRと呼びます。
厳密には輝度の最大値と最小値の比率のことを示すので「10000:1」という感じかなと思います。

SDRは103までなのに対し、HDRは105まで範囲を広げています。

用語:SDR

SDR:Standard Dynamic Range
スタンダード・ダイナミック・レンジ

4K以外の高精細テレビや映画館で放送するビデオ規格です。

タイトルHDRSDR違い
明暗差
ビット深度
10bit(1024階調)=10億7000万色
12bit(4096階調)=680億7000万色
8bit(256階調)=1677万色色のグラデがなめらか
鮮明な色調と細やかな階調
ダイナミックレンジ105103100倍の明るさ
最大輝度10,000cd/m2
10,000nit
※実際のモニターでは400cd/m2まで
100cd/m2
100nit
100倍の明るさになる
1nit = 1cd/m2
輝度範囲
(イメージ)
0.01cd/m2 ~ 1000cd/m2
10-2cd/m2 ~ 103ch/m2
0.1cd/m2 ~ 100cd/m2
10-1cd/m2 ~ 102cd/m2
SDRだと狭く、HDRだと広いのがわかるかな?
キャプション

ディスプレイ上で映像を表示する際の 5 要素であるものとして、
「解像度」「ビット深度」「フレームレート」「色域」「輝度」があります。
この中での「輝度」のことを示しています。

従来のSDRはダイナミックレンジとして、103までの範囲しか表示できませんでした。
しかし、HDRによってダイナミックレンジを広げることで、105まで範囲を広げました。
従来の100倍もの明るさを捉えることが可能になり、肉眼で見る景色に近い陰影を映し出せます。

実際のゲーミングモニターでは

ただし、気を付けてほしいことは実際のモニターの多くはDisplay HDR 400としてサポートされています。
この場合の最大輝度は400cd/m2までしかないのです。
HDRの最大輝度は10,000cd/m2となっていますが現実的には見ることはないと思います。

IPSパネル採用のゲーミングモニターのコントラクト比は1000:1
最大輝度が400cd/m2なので、最小輝度(黒色)は0.4cd/m2
これでちょうど1000倍になるので実際のゲーミングモニターはこの範囲内になることが多いでしょう。

以下のちもろぐさんのブログが参考にできると思います。

ノングレア

用語:ノングレア

つや消しのような加工が施されたパネル

外部の光が反射しにくく、液晶モニター画面に自分の顔や室内の照明などの映り込みを防ぐことができます。
画面への映り込みが少ないと言う事は、モニターに映し出されている情報以外の視覚情報が少なくて済むため、目への負担が軽いと言うことになります。

フリッカーフリー

用語:フリッカーフリー

ディスプレイ上の表示において画面のちらつき(フリッカー)が発生しないこと

「フリッカー」現象
見えない速度で繰り返される照明の点滅によって、映像の1コマ、1コマに明るさのバラツキが生じてしまうのが原因で、映像にちらつきが起こる

眼精疲労、肩こり、頭痛といったフリッカー由来の症状を和らげ、長時間におよぶ作業でも快適に使用することができます。

エルゴノミクス(調整機能)機能

ピボット(縦回転)

用語:ピボット

ピボット:Pivot

ディスプレイを右方向に90度回転させても、正しく上下を表示させることができる機能

サブモニターとして使用する場合に便利になります。
縦画面で有利になる作業としてはWebページの閲覧、データ入力などがあります。

リフト(高さ調節)

用語:リフト

リフト:Lift

モニターの高さを調整できる機能

チルト(上下角度調節)

用語:チルト

チルト:tilt

モニターの上下方向の角度を調整できる機能

スウィーベル(左右角度調節)

用語:スウィーベル

スウィーベル:Swivel

モニターの左右の角度を調整できる機能

VESA規格

用語:VESA規格

VESA:Video Electronics Standards Association

VESAは組織の名前になります。
液晶ディスプレイやテレビなどの映像機器を、壁掛け金具・アーム・スタンドなどに取り付ける際に使うネジ穴の間隔について定められた国際標準規格のことです。

規格としては、100mm×100mmと75mmx75mmの2種類があります。
一般的なモニターには100mmx100mm(VESA100)が使われていることが多いです。

モニターアームを導入したい場合にはVESA対応のモニターを購入する必要があります。

すべての人におすすめしたい参考サイト

ちもろぐ

ちもろぐさんのブログはゲーミングモニターに関する測定や細かいな知識が相当量あり、すごく為になるブログです。
おすすめのゲーミングモニターの一覧もこちらの記事の方がかなり詳しいので是非こちらで見ていくといいかもしれません。
専門知識があまりにも多く、ゲーミングモニターの購入でミスをしたくない人にはおすすめかもしれません。

モニ研

モニ研さんのブログは、50台以上のゲーミングモニターを購入しレビューを行っているということでかなり精度が高い情報だと思われます。そこからの知識もそれなりにあり、初心者に向けてもわかりやすく解説して下さっているので是非こちらもチェックしてみて下さい。

おわりに

長くなりましたが、以上になります。
お読みいただきありがとうございました。

ぜひここのブログも一つの参考としていただいて、他のブログも色々読んでいくと良いと思います。
様々なブログを読んで納得してから購入するのが一番良いでしょう。

星詠れいのおすすめ

おすすめ特選4記事

DBDおすすめ特選4記事

その他のおすすめ

星詠れいのTwitchリンク

星詠れい
星詠れい

こちらは主に活動しているTwitchのチャンネルです。
こちらの方で配信を行っています。

基本的にはアーティストを使って世界1位のカラスダウン数を目指していくというものになっています。
星詠れい自体はリアルの方で発達障害や社会不安障害などを抱えており、一般的に言うとものすごく人見知りします。そしてあまりしゃべらないような人です。
配信でも基本的には自発的に話すようなことはしないのですが、話題を振って頂いたら基本的にはお返しするように頑張っています。

他の多くの配信者のようにおしゃべりが得意といったそういった特徴は持ち合わせていません。
そこで配信にとっては不利になってしまいます。
それでもDBDのアーティストって楽しいんだよという魅力を伝えていくために活動しています。
よければぜひ遊びに来てください。お待ちしています!

星詠れいのYouTubeリンク

星詠れい
星詠れい

こちらはYouTubeの星詠れいのチャンネルになります。
こちらでは、配信での切り抜きがメインとなります。
主にプレイするゲームはDead by Daylightです。その中でもアーティストのみを使っています。

主に取り扱う切り抜きは以下の通りです。
・全滅をとるのに非常に大変だった試合
・難易度の高いチェイス中2連カラスを達成した試合
・一人でも通電後に逃げられた人がいた試合
になります。他の方とは異なる形のものをあげていきます。
星詠れいは負けても全然問題ないですし、それも魅力の1つだと思っています。
むしろ、負けた試合から何かを学べることも大事だと思いますので恥など感じず公開していきます。

よかったらYouTubeのチャンネルを登録してくれると嬉しいです。
よろしくお願いします。

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