【株|大切な基本✅】日経平均株価を主導しているのはどこ?|先物・ドル円・海外・クジラ

星詠れい
星詠れい

おはこんばんにちわ🎵

この記事では日経平均株価を主導しているのはどういう投資家がいるのかのお話になります。
どういう投資家がお金を入れてきているかを予め知っておけば立ち回りのひとつの参考になれるんじゃないかなと思います。

よろしくお願いいたします。

はじめに

日経平均株価についてお話していきます。
これに大きな影響を与えるのはどういうところなのかを考えてみます。

星詠れい
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星詠れいは株に関しては2024年の7月からスタートであり、
まだまだ勉強中の身であることをご了承ください。

株式取引に関連する総合まとめは以下のサイトで紹介させていただいています。

日経平均株価が大事な理由

用語:日経平均株価

日本経済新聞社が、東京証券取引所プライム市場に上場する約2,000銘柄の中から、市場流動性の高さと業種のバランスを考慮した225銘柄を選定し、その株価をもとに算出する指数

各構成銘柄の採用株価=株価×株価換算係数
日経平均株価=構成銘柄の採用株価合計÷除数
除数を用いて指数の連続性を保たれるように工夫されています

これについては、日経平均株価というのはどういう仕組みで動いているのかについて良く調べておくとわかるでしょう。

日経平均株価を動かす大きな動き

日経平均株価が動くのには次の2種類があると思います。

まず欠かせないのが日経先物です。
その次にドル円レートとなります。

多くのプロの投資家たちがまずこちらの方に注目している可能性は高いでしょう。
個人投資家も機関投資家も関係なく先物の数値を見てこれからの展開を読むことが大切です。

これは個別株にも波及していくものとなります。

日経平均株価が良くないと、全体的に個別株も連れ安となりやすい傾向はあります。
これを地合いが悪いといいます。

日経平均株価が堅調だと、連れ高になりやすい傾向になります。
これを地合いが良いといいます。

セクター別で相対的に被害を受けにくいセクターというものはいくつかあったりしますが、まずは全体的な傾向として日経平均株価が悪ければ地合いが良くないと見なされて個別株にも波及していくのでここはしっかり見ておきましょう。
日経平均株価の指数以上に個別銘柄で株価が大幅に下落しているのを発見したら、地合いで悪かったけど更に空売りされていたり追証回避での売りが出ていたりしている可能性はあったりするのでこういう時はチャンスの場合もあります。
立ち回りにも活かせれると思うので日経先物とドル円レートはぜひ朝にチェックをしてみるといいでしょう。

地合いが悪い日というのは大型株での売買より、小型株での売買が多くなる傾向が見られます。
バイオ株や仕手株の方で売買が多くなる傾向にあるので注目してみても良いかもしれません。

日経先物

日経先物の動きは重要です。
日経先物は夜間でも動いていますし、日本だけでなく、アメリカや欧州の動向によっても夜間で急騰したり急落したりすることはあります。
夜間取引での株価の変動があれば、次の営業日の寄り付きで寄せてくるのは100%間違いないです。
現在の現物取引である日経平均株価と日経先物で株価の乖離があればそのままにすることはまずないです。

場中でも基本は日経先物の動きに連動して多くの銘柄の株価も変動します。
IRや決算で注目された銘柄を除いて、基本は日経先物の動きと連動します。
おそらく、アービトラージ取引をしている可能性は高いでしょうし、バスケット取引といって全部の銘柄を一斉に買ったり売ったりして連動させていることは多いです。

なので持っている銘柄、購入しようとしている銘柄だけを見るのではなく、先物の動きも注目しておくと良いと思います。
特に、出来高が落ち着いていて次の動意が出るまで全く動きがない銘柄というのは先物に連動してある程度動くことが多いと思われるので、地合いが悪かったりしたら一旦スルーする検討をしておいてもいいと思います。
地合いが良いときはどの銘柄でも一様に上がっていると思うのでそういう時は高値掴みにならないかそこだけ注意をしてみて下さい。

ドル円レート

ドル円レートは重要です。
日経平均株価にも日経先物にも連動することは非常に多いです。
たまにデカップリングが発生して乖離が発生することはありますが、いずれ揺り戻してくるパターンがありますし、戻って来ないときもあるでしょう。
ただ、多分揺り戻してくるパターンが多いかなと思います。

ドル円レートが大切な理由の1つは海外投資家が日本に投資すると考えた場合には、円安であったほうが海外からしたら割安で買えるからたくさん買ってくる可能性が高いということです。
簡単に1ドル=100円と、1ドル=150円で買った場合を考えて見て下さい。
1万ドルあれば、円高である1ドル=100円の場合は100万円ですが、円安である1ドル=150円の場合は150万円です。
50万も違えば、円安の方のほうが50万円分余分に投資することが可能です。
だから、円安になればなるほど海外投資家が多く入ってくる可能性が高いです。

また、ドル円レートは多くの外資系証券会社が参戦していて世界情勢の行方を先読みして取引をしていることが多いと思われるので、外資系証券会社の意向次第で動かすことができるんです。

日経平均株価に影響を与える大きな主体

こちらでは実際に先物やドル円レートに影響を与えるであろう投資主体を各個考えてみることにします。
大きくカテゴリを分けると、「海外投資家」「外資系証券会社」「国内のクジラ機関投資家」「国内の個人投資家」となるかなと思います。
それぞれのプレイヤーの特徴を考えてみましょう。

海外投資家

海外投資家は60%程度かそれ以上が日本市場の相場を支えているといって差し支えありません。
さて、この海外投資家が外資系証券会社を通じて日本の株を取引をしているのです。

海外投資家の特徴を考えてみましょう。
この中で基本的に海外投資家が好まれるのは現物である日経平均株価よりは日経先物の方が好まれています。
海外の投資家が日本の個別の企業を調べているのだって基本少ないと思います。
時価総額500億円か1000億円以上になってようやく見られはじめるようになるんじゃないかなと考えてます。
日本にある個別銘柄の量があまりにも多いので絞って考えるとしたらやはりある程度の時価総額を持つ銘柄で海外投資家に対するIRやレポートを頻繁に行われているような企業しか見向きされないと思います。
英語版のIRやレポートも併せて出している企業とかが読まれていく可能性は高いでしょう。

なので、基本的には先物になるんじゃないでしょうか?
地政学リスクや各国大統領、首相の言葉、中央銀行の総裁やFRB,FOMC委員長の言葉でこれからの動きをどうするかの読みを予測して投資をする可能性は高いと思います。
日本の景気が良くなりそうだと思ったら日本の先物にコールしますし、景気が悪くなりそうだと思ったら日本の先物にプットします。
そうして値動きによって利益を得ていくのがもっとも合理的ではないでしょうか?基本的に投機的目的な感じが強い印象になります。
投資をするのであれば個別株のほうがいいでしょうから、先物にやってきているのは投機的目的な可能性が高いと思います。

また、海外投資家というのは基本的には欧州と米国の2プレイヤーが存在すると考えています。
日本に対しては多分欧州プレイヤーが多い可能性はあります。
金融機関の本家として考えるなら欧州が多いですし、日本時間の午後2時からですと早起きした欧州プレイヤーが入ってくることもあります。
ロンドンで考えるなら9時間の時差ですので、午後2時であればロンドン現地時間は5時です。
なので可能性としてはあり得ると思います。

外資系証券会社

モルガン・スタンレーやゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、バークレイズ・キャピタル、BNPパリバといったように多くの外資系証券会社が存在します。
これらが日本にも子会社を設立し、普段の日本市場の相場を動かしている大きなプレイヤーとなっています。

外資系証券会社は為替にも参入してきますし、日経先物にも取引が活発に行われています。
日経先物自体がかなりの金額で動いていますので資金力のある外資系証券会社の取引が主となっています。
ちなみにアービトラージで調整をしているところといえば、ABN・アムロ・クリアリング証券株式会社とソシエテ・ジェネラル証券株式会社の2つになります。
これ以外で日本での先物取引で活発なところはモルガン・スタンレーの関係証券会社とゴールドマン・サックスの2つなんじゃないかなと思います。
いつも出てくるのがこの辺の外資系証券会社なのです。
日経先物の読みのプロの個人投資家がX上で取引を公表していたりするので、そこから考察することもあります。
ぜひ探してみて欲しいと思います。

個別の銘柄にも入ってくることはありますが、基本的にはプライム銘柄となると思います。
プライム銘柄であっても、理論株価より高いと思われたら空売りを仕掛けてして適切な株価に落としてくることはあります。
また、信用買いが多すぎる場合でも同様に仕掛けられてくることもあるでしょう。

グロース銘柄だと、短期間で急騰しすぎた銘柄であればあるほど、証券会社のプライムブローカーであるヘッジファンドが空売りを仕掛けてくることはあります。理論株価より高値に行き過ぎただと判断されたら空売り仕掛けてきて適切な株価だと思われる部分まで落としてきて空売りの返済買いして利益を得るといったこともしてくるのです。
ヘッジファンドは絶対利益の考えなので、このように空売りで利益を得ることも普通にあります。

GPIFのクジラ機関投資家

日本には世界有数のクジラ機関投資家と呼ばれるところがあります。
代表的なのがGPIFの年金積立金管理運用独立行政法人と呼ばれるところです。
他にはゆうちょ銀行やかんぽ生命といったところもクジラになります。
この法人たちは運用資金が桁違いに多いですから、日本の市場に与える影響力はかなり大きいです。

こういう運用資金が多すぎるところというのは、リバランス時での大量に売りが発生することもありますし、暴落時に緊急出動で買い支えをすることもあります。
基本的には買いオペ、売りオペが発生するのは天井域か底に近い時に発生するものだと思って下さい。
また、資産額が非常に大きいので現物でしか入らないと思います。
仮に底値付近で入ってきたと考えられる場合では急速な需給改善が見られ、その後の株価上昇にブーストが掛かりやすくなる可能性はあると思います。
底値付近ということは信用買いが駆逐されて、現物で入るクジラの買いが入ったとしてもすぐに利確されることはないので、安心して入れるということに繋がります。
クジラとしては、買いオペに入ってから信用買い組にすぐ利確されちゃ損失を出すだけですし、だからこそすごく慎重ではありますし、個人投資家たちや機関投資家たちが悲壮感を感じた時にこそ買い支えをする大きなチャンスと見て入ってくるんだと思います。
そのくらい影響力が大きいのでそう簡単にクジラたちが出てくることはないでしょう。

2024年の8月や2025年の4月には買いオペに入っているのは間違いないと思います。
あまりにも株価の下落が急すぎますし、のちに判明した信用評価損益率が-15%を超えた域でもあるので信用買いがかなりの量で返済売りをしているはずなので、需給的にはかなり軽くなっています。
ここを見逃すはずが無いと思います。
セリングクライマックスに入ったときこそ、現物組であるクジラが大きく買い支えていたということでしょう。
信用買いの返済売りをクジラの現物買いで買い支える構図です。

2025年の1月と2025年の3月は売りオペに入った可能性は高いです。
いずれもリバランスで入った可能性は高いでしょう。
2025年3月に関しては関税のニュースがまことしやかにささやかされ、警戒度が高くなってきたので事前にリバランスついでに大きく売り抜けた可能性は高いと思います。
MACD的にもデッドクロスに入っており、投資家たちの目線も下落方向に強く出てくるようになったのがこの時期だったと記憶しています。

個人投資家

日本における個人投資家の傾向としては信用買いが多いことと、逆張りの傾向が多いように感じます。
最後にリンク先を載せますが、このインタビュー記事においてもそのようにメッセージがあったようです。
信用買いが多いことによって何が起こるかというと相場において天井となる場合に株価の下落になることが多いように感じます。

現物組と信用組では恐らくインタビュー記事で出てこないような差がある可能性はあります。
現物を徹底しているプロの個人投資家はしっかり下落時に買い増ししており、安定している可能性は高いと思われます。
逆に信用組は信用買いをして思うように株価が上がらず損失を抱えているといったような形になっている可能性が高いように感じます。
あくまでも個人的な相場感ですが、そのようになっているのかなと思います。
後、信用評価損益率もプロの機関投資家は絶対に見ていると思いますし、個別銘柄においてもIR BANKなどで信用買いの数量は誰でも簡単に見れますし、信用買いの多い&時価総額の低い銘柄は絶対入っていかないようにしている可能性は高いでしょう。

おわりに

日経平均株価でも需要と供給は関係あります。
短期的な投機的動意もあるし、長期的な投資目的もそれぞれあることでしょう。
今の日経平均の立ち位置がどの位置になるのかは見極めて、日経先物とドル円レートのこれからの動きの大筋を先に予測しておいて立ち回りを考えてみてもいいと思います。

星詠れい
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ドル円レートと日経先物は海外の意向が強い!

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