
おはこんばんにちわ🎵
今回はOBSの設定のうち配信に載せる音声設定のことについてまとめてみました。
配信に載せる音声をコントロールする一つの方法についてお伝えしようと思います。
よかったら参考にしてみて下さい。
OBSでの全体的な設定のやり方についてはこちらの記事に記載されています。
ここでは音声設定の方法について解説していきたいと思います。
- ゲームプレイ時の音声
- YouTube、Twitch、オープンレック、Mildomなどの配信視聴時の音声
- Niconico、YouTube、Amazonプライム・ビデオ、Netflixなどの動画視聴時の音声
- Discordの通話相手の声
- 音楽、BGM
- 棒読みちゃんの読み上げ音声
これらを意図的に選択して配信に載せることができます。
これを今回説明していきます。
上手く設定できるようになると、配信者自身にはいつもどおり音が聞こえますが、視聴者には限られた音にだけ流すことが可能になります。ぜひ覚えておいて損はないですし、配信中の想定外やトラブル防止にもなりますので覚えていくといいかもしれません。
ここでは2022年9月のOBS ver.28のアップデートで追加された「アプリケーション音声キャプチャ」も使われています。
比較的新しい機能ですが、これが標準機能として追加されたおかげで音源に関しては配信者側がコントロールすることが容易になったともいえるかなと思います。
その他には「音声出力キャプチャ」「音声入力キャプチャ」も使っています。
主にマイクから入力される音声を認識して、配信上に音声が流れるといった認識で大丈夫です。
設定での「マイク音声」=ソースでの「音声入力キャプチャ」
- マイク
特定のシーンに切り替えたときだけ配信される「デスクトップ音声」という認識になります。
「デスクトップ音声」というのは、現在デスクトップ上で開かれてる全てのアプリの音声を拾います。
今現在スピーカーやヘッドホンから聞こえてくる音全てが「デスクトップ音声」で流れてくる音だと思ってください。
設定での「デスクトップ音声」=ソースでの「音声出力キャプチャ」
- 棒読みちゃんの読み上げ音声
「デスクトップ音声」のうちの特定の「ウィンドウ」のアプリを選択して、その音声のみを拾っていくというものになります。
任意のアプリを選択したアプリの音が取り込まれ、配信に乗ります。
- YouTube、Twitch、オープンレック、Mildomなどの配信視聴時の音声
- Niconico、YouTube、Amazonプライム・ビデオ、Netflixなどの動画視聴時の音声
- Discordの通話相手の声
- Win10やWin11の音楽プレイヤーなどで流れるBGM棒読みちゃんの読み上げ音声
- ゲームプレイ時の音声
基本的にはBGMを流したり、映像を流すときに使います。
- デスクトップ音声:無効
- マイク音声:無効
としておくのがいいでしょう。
こうすると配信上で基本的な状態として、何も音が流れないといったことが可能になります。
「デスクトップ音声:規定」としてしまった場合、配信にはさまざまな音源がすべて入ってしまうことになります。
例えば、ゲーム画面以外にもTwitch画面やYouTube画面を開いていて音声が流れている状態の場合にはその音源も一緒に配信上に載ってしまうということになります。
そういったトラブルを避けるためにもデスクトップ音声は無効と予め設定しておくのをおすすめしております。
ソースによって入れられたシーンにのみ指定した音声・音源のみ配信上に流れるといったことができます。
また、この場合においてはミュートを配信者自身が配信中にボタンをおしたりすることでコントロールするといったことがなくなります。すべてシーンにソースとして入っているので手間が一つ減るといったメリットはあります。
例えば、雑談やゲームではマイクの音声は必要ですが、離席するときにはマイクの音声は必要ないかもしれません。
その時に予め離席用のシーンを用意しておいて、そのシーンの中のソースにマイクの音声を入れないようにします。
そうすると、離席用のシーンに切り替えた時にマイクの音声のソースがないので、自動でマイクがミュートになるといった状態になるのです。わざわざマイクのミュートボタンを押す必要がなくなるのです。
配信上に載せる音声の音量をコントロールすることができます。
配信者が聞こえている音量と視聴者さんが聞こえている音量を別々に調整することが可能になります。
視聴者さんが聞こえている音量というものはOBS内での音量ミキサーによって調整することが可能です。
「アプリケーション音声キャプチャ」によってひとつずつのアプリを入れることができるので、その結果個別の音声を調整することができます。
特に発揮されるのはディスコードのVCなどでしょう。
VCで配信者が聞こえている音量がちょうどよくても、配信上に乗る音量が大きいと感じてしまう場合があるかもしれません。その場合には、OBSの音量ミキサーで少し音量を下げておくと、配信に乗るVC相手の音量が程よく小さくなったりするかもしれません。
「アプリケーション音声キャプチャ」で個別にそれぞれ設定していく必要がありますので、手間が多少増えることになります。
一度指定したアプリを設定したものをコピーして他のシーンに移したりすることでも可能だとは思います。
少しでも手間を減らすために予め配信シーンに必要な音声の種類をリスト化しておくことをおすすめしておきます。
そのあとに、設定をしていくことで後で手間が増えるといったこともなくなるでしょう。
その時にどのシーンにどういう音声が入っているかの確認もしておくといいでしょう。
デスクトップ音声であれば、デスクトップ上に新しく画面を開いてそこで音声が流れていれば視聴者さんにも聞こえるようにはなっているのですが、デスクトップ音声:無効とした場合は新しく追加したブラウザやソースであっても音声が視聴者に流れないことがあります。
「アプリケーション音声キャプチャ」で新たに追加しておく必要があります。
配信中に追加する場合が少し大変になるかなと思います。
配信を始める前に、設定部分で勝手に変わってないかどうかのチェックが必要になる場合があります。
プロファイル設定が切り替わっていればデスクトップ音声やマイク音声についても設定が異なる可能性があります。
配信開始する前にはプロファイルが正しいか、シーンコレクションが正しいかどうかの確認は必要になるでしょう。
ただ、普段は意識することではないことだと思いますので、プロファイルやシーンコレクションを複数以上持っている場合には気を付けていくといいかもしれません。
星詠れいのパソコン環境のせいなのか不明なのですが、「アプリケーション音声キャプチャ」で棒読みちゃんのアプリ自体を設定するとOBSでのエラーが発生してしまい、強制終了されたことがあります。
何かが競合しているのか理由は不明ですが、「アプリケーション音声キャプチャ」で音声を拾うことはやめた方がいいのかなと思います。
代わりに「音声出力キャプチャ」で音声を拾って配信上に棒読みちゃんの音声を流しています。
ただ、通常通りのやり方ではおそらく気付かずにうまく「音声出力キャプチャ」で音声が流れないことがあります。
「デスクトップ音声」そのものがそのまま流れてしまう可能性もあります。
- 「音声出力キャプチャ」で普段聞いているデバイスそのものを選ばない。
・普段聞いているデバイス以外の「音声出力デバイス」を選択する必要があります。 - 以下の2つを一致させる必要があります。
・OBS Studio「音声出力キャプチャ」で指定したデバイス
・棒読みちゃん「設定」⇒「音声出力デバイス」で指定したデバイス
少なくともこの方法で棒読みちゃんのみの音声を流すことが可能になりました。
基本的には上記記事に書かれている内容を踏襲しております。
シーンの名前例 | 星詠れいの設定例 | ソースの種類 |
---|---|---|
配信シーン1.オープニング | ・ソースまとめ01.全シーンで共有 ・オーディオ11.BGM_OP | シーン シーン |
配信シーン2.雑談用 | ・ソースまとめ01.全シーンで共有 ・ビデオ01.ゲーム画面 ・オーディオ01.マイク ・オーディオ12.BGM_雑談 | シーン シーン シーン シーン |
配信シーン3.ゲームプレイ用 | ・ソースまとめ01.全シーンで共有 ・ビデオ01.ゲーム画面 ・オーディオ01.マイク | シーン シーン シーン |
配信シーン4.離席用 | ・ソースまとめ01.全シーンで共有 ・オーディオ12.BGM_雑談 | シーン シーン |
配信シーン5.エンディング用 | ・ソースまとめ01.全シーンで共有 ・オーディオ01.マイク ・オーディオ13.BGM_ED | シーン シーン シーン |
シーンの名前例 | 星詠れいの設定例 | ソースの種類 |
---|---|---|
ソースまとめ01.全シーンで共有 | ・棒読みちゃん | 音声出力キャプチャ |
ビデオ01.ゲーム画面 | ・ゲームの音声 | アプリケーション音声キャプチャ |
オーディオ01.マイク | ・マイク音声 | 音声入力キャプチャ |
オーディオ11.BGM_OP | ・BGM | メディアソース |
オーディオ12.BGM_雑談 | ・BGM | メディアソース |
オーディオ13.BGM_ED | ・BGM | メディアソース |
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色々書かれていますが、あくまでも一例ということで皆様のOBSの構築への一つの参考となっていただければと思います。
OBS 総合まとめ
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