【ゲーミングパソコン】グラフィックボードの基礎・おすすめ・選び方

星詠れい
星詠れい

おはこんばんにちわ🎵

ここではグラフィックボードについて解説します。
グラフィックボードはゲームの快適さはもちろん映像処理や3Dソフトなどにおいて大きな役割を果たします。
様々な項目を理解し、自分の目的にあったスペックのものを購入していきましょう。

よろしくお願いします。

グラフィックボード

用語:グラフィックボード

グラフィックボード:Graphics Board
別名ビデオカード:Video Card


主な構成内容はGPUとVRAMと冷却ファンと接続端子です。

おすすめのグラフィックボード

グラボはGeForceであればRTX 4070 Superがおすすめで、Radeonであれば、RX 7700 XTがおすすめです。
メーカーは基本はどこでもいいですが、安心できるところならASUS、MSI、GIGABYTE、ASRockあたりから選択しましょう。
グラボは見た目に拘ればお値段は高くなります。

GPUのメーカー

用語:GPU

GPU:Graphic Processing Unit

画面表示や画像処理に特化した演算装置です。
3DCGや動画の圧縮・展開などで多く使われる並列処理に優れた装置です。
GPUのメーカーは2つあり、NVIDIAとAMDです。

チップメーカーシリーズ備考
NVIDIAGeForce
AMDRadeon
キャプション

NVIDIA

ゲーム用に開発されたのが「GeForce」です。
GeForceは「RTX 4070 Ti Super」というような名前で製品があります。

RTX 4070 Ti Super

タイトル内容ランク備考1備考2
RTXブランドRTX > GTX >GT左にいくほど高性能ゲーム用グラボのシリーズ
40シリーズの世代40 > 30 > 20 > 10数値が大きいと新機種基本は2年おきに世代が新しくなる
90SKU(製品ナンバー)
シリーズ内のグレード
90 > 80 > 70 > 60同シリーズの世代内で
数値が大きいと高性能
90:ウルトラハイエンド
80:ハイエンド
70:ミドルレンジ
60:ローエンド
Ti同型番中のグレードTi > 無印Tiが付くと性能が少し良い
同型製品の後発の割と早い段階で付きます。
上位グレードには届かない
Super同型番中のグレードSuper > 無印Superが付くと性能が良い
同型製品の後発に付きます。
上位グレードには届かない
キャプション

RTX 4000シリーズの例

タイトル発売日CUDA帯域幅
(GB/s)
メモリ
GeForce RTX 40902022年10月12日16384100824GB GDDR6X
GeForce RTX 4080 Super2024年01月31日1024073616GB GDDR6X
GeForce RTX 40802022年11月16日972871616GB GDDR6X
GeForce RTX 4070 Ti Super2024年01月24日844867216GB GDDR6X
GeForce RTX 4070 Ti2023年01月05日768050412GB GDDR6X
GeForce RTX 4070 Super2024年01月17日716850412GB GDDR6X
GeForce RTX 40702023年04月13日588850412GB GDDR6X
GeForce RTX 4060 Ti2023年05月24日43522888GB GDDR6
GeForce RTX 40602023年06月29日30722728GB GDDR6
キャプション

AMD

ゲーム用に開発されたのが「Radeon」です。
Radeonは「RX 7900 XT」というような名前で製品があります。

RX 7900 XT

タイトル内容ランク備考1備考2
RXブランドRX > R > HD左にいくほど高性能ゲーム用グラボのシリーズ
7シリーズの世代9 > 7 > 5 > 3数値が大きいと新機種基本は2年おきに世代が新しくなる
900SKU(製品ナンバー)
シリーズ内のグレード
900 > 800 > 700 > 600同シリーズの世代内で
数値が大きいと高性能
900:ウルトラハイエンド
800:ハイエンド
700:ミドルレンジ
600:ローエンド
XT同型番中のグレードXTX > XT > 無印 > GREXTが付くと性能が少し良い上位グレードには届かない
キャプション

RX 7000シリーズの例

タイトル発表日(発売日)Shader帯域幅
(GB/s)
メモリ
Radeon RX 7900 XTX2022年11月03日(2022年12月13日)614496024GB GDDR6
Radeon RX 7900 XT2022年11月03日(2022年12月13日)537680020GB GDDR6
Radeon RX 7900 GRE2023年07月00日(2024年02月27日)512057616GB GDDR6
Radeon RX 7800 XT2023年08月25日(2023年09月06日)384062416GB GDDR6
Radeon RX 7700 XT2023年08月25日(2023年09月06日)345643212GB GDDR6
Radeon RX 7600 XT2024年01月08日(2024年01月24日)204828816GB GDDR6
Radeon RX 76002023年05月24日(2023年05月26日)204828812GB GDDR6
キャプション

グラフィックボードの製造メーカー

主となるメーカーは台湾や香港に集中しています。
台湾は特にグラフィックボードの製造国として有名ですし、品質も高いことが知られています。
安定した品質を求めたいのであれば台湾を候補にいれるといいでしょう。

台湾

タイトルシリーズ備考
ASUS
(台湾)
ROG(ハイエンド)
・Strix
・Roseidon
・Matrix
TUF Gaming(コスパ良し)
Dual(2つのファン)
ProArt
MSI
(台湾)
GAMING(ハイエンド・ゲーマー向け)
VENTUS(ミドルレンジ・パフォーマンス重視)
MECH
AERO(エントリー)
SUPRIM(ハイエンド)
LP
GIGABYTE
(台湾)
AORUS(ハイエンド)
AERO(白いデザインが特徴)
GAMING(コスパ良し・ゲーマー向け)
EAGLE
Palit
(台湾)
Game Rock
GAMINGPRO
JetStream
DUAL
Storm X
(BTO)ドスパラのガレリアで採用
ASRock
(台湾)
Challenger
Phantom Gaming
Steel Legend
Taichi
キャプション

日本

タイトルシリーズ備考
玄人志向
(日本)
玄人志向
GALAKURO GAMING
キャプション

香港

タイトルシリーズ備考
ZOTAC
(香港)
Gaming分解OK
GeForce Only
大元はPC Partner Group Ltd
Inno3D
(香港)
ICHILL
INNO3D
Gaming OC
大元はPC Partner Group Ltd
(BTO)Stormで採用されている
Manli
(香港)
大元はPC Partner Group Ltd
(BTO)フロンティアで採用されている
キャプション

その他

タイトルシリーズ備考
ELSA
(ドイツ)
シリーズ名がないInno3DがOEM元
Inno3Dで製造したものを発売
PNY
(アメリカ)
シリーズ名がない?
キャプション

メーカー別の特徴

タイトル特徴備考
保証期間1年から4年のばらつきがある保証期間が長いほうが安心
保証内容分解可能か分解NGかの差ほとんどのメーカーが分解NG
分解可能なメーカーはELSA
GPUチップGeForce か Radeonチップはこの2つしかない
製品ラインナップメーカーにより差異が大きいVRMの豪華さ、冷却の種類などで多く異なる
キャプション

用語

3DMark ベンチマーク

用語:3DMark ベンチマーク

フィンランドのFuturemarkによって開発されているベンチマークソフト

Time Spy・Night Raid・Fire Strikeがそれぞれ無料で公開されています。
Time SpyがDirectX12で最新のものなのでこれで比較するのがわかりやすい。

TDP

用語:TDP

TDP:Thermal Design Power
熱設計電力


消費電力の目安となる指標値
数値が高いほど高性能なGPUということを示しています。
発熱と消費電力が増加するためです。
この場合は、高性能グリスや高性能の冷却システムが必要になります。

ワットパフォーマンス

用語:電力効率(ワットパフォーマンス)

TDP1Wあたりの3DMark ベンチマーク

ワットパフォーマンスの数値が良いと、省電力でハイパワーを出せる
ワットパフォーマンスの数値が悪いと、高電力で性能が低い
ということがわかります。
これに関しては企業努力で数値が良くなっていきます。

例えば、GeForce RTX 4070 Superは95くらいらしいです。
GeForce RTX 4090は80くらいです。
電力効率だけで考えるならGeForce RTX 4070 Superが良いということがわかります。

グラフィックボードの構成・仕組み

グラフィックボードは以下のように多くの部品によって構成されています。
特に重要なのはGPUとVRAMとクーラー(ファン)です。
この3つについてはまた説明していきます。

部品内容備考
バックプレート基板の裏につけて補強するプレート熱をPCケース内に放出する
ビデオカードがねじれないように保持する
基盤様々な部品を搭載するベースプレートGPUやVRAM、VRM、などを載せる
その他にPCleレーン、出力端子、補助電源も搭載
GPU画像を演算するICチップグラフィック生成機能を持つIC回路
VRAM一時的にデータを保持する画像や映像、3D、ゲームなどのグラフィックデータを一時的に保存する
VRM電圧を調整する
12V⇨1.5V以下にする
MOS-FET、コンデンサ、チョーク、ドライバIC
GPU用とVRAMチップ用がある
「20+3」であればGPU用が20、VRAM用が3ということです
ヒートシンク熱を移す役割を持つVRAMやGPUから熱を受け取って熱を冷却する
クーラーのファンによって熱を放出する
クーラー
(ファン)
ファンでヒートシンクの熱を逃がすメーカーとシリーズによって変わる
1つ~3つのファンがある
出力端子モニターと接続する
映像出力用
HDMIが1本とDPが3本が多い
補助電源足りない電力を補助する
6pin x 1本から8pin x 3本まで様々ある
高性能グラボだと増える
6pin1本につき75W
8pin1本につき150W
PCIe端子
(インターフェース)
マザーボードに接続する
電力供給も担う
PCIe 4.0 x 16レーンやPCIe 4.0 x 8レーン
グラボからの電力供給は75W
キャプション

GPU

用語:GPU

GPU:Graphic Processing Unit
画像演算装置

グラフィック生成機能を持つIC回路
並列処理に優れており、複数のタスクを同時にこなすことができるため、高速に画像の処理を行えます。 
CPUとは違ってこちらは画像処理に優れたものなので、全然異なる働きをします。

インフォメーション
用語:開発コード・コア名

新しいシリーズが出る度にコアに名前を付けています。
これらは基本は気にしなくてもいいことですが、知識として覚えておいてもいいでしょう。
ちなみに同シリーズのうち、数値小さいほどハイエンドグラボに付けられるGPUになります。

GeForce RTX 40 Seriesは「AD102」から「AD106」のコアがあります。
GeForce RTX 30 Seriesは「GA102」から「GA107」のコアがあります。

Radeon 7000 Seriesは「Navi 31 XTX」から「Navi 33 XL」のコアがあります。
Radeon 5000 Seriesは「Navi 21 KXTX」から「Navi 24 XL」のコアがあります。

インフォメーション
用語:GPGPU

GPGPU:General-Purpose computing on GPU
GPUコンピューティング


グラフィック関連以外の様々な用途に応用することを示します。
例として、科学技術研究における数値計算、シミュレーション計算、暗号解読、マイニング、AI学習、機械学習、深層学習など

最近では2022年ではマイニング計算で多くのグラボが酷使され、浪費されました。
2024年現在ではAI学習で多く使われています。
ChatGPTがわかりやすいんじゃないでしょうか。これはAIが搭載されています。

基本的にはGeForceはゲーム向けで個人向けに作られています。
GPGPUの用途については、NVIDIAは別の企業向けグラフィックボードの製品が存在しています。
実はこちらのほうがNVIDIAの売り上げの大半を占めています。

CUDAコア / SM

用語:CUDA/SM

CUDA:Compute Unified Device Architecture(NVIDIA)
SM:Stream Processor(AMD)


CPUコアに相当するGPU用の演算器
CUDA/SMの本数が多いほど高性能になります。


基本的にはCPUよりコアの数が多いです。
CPUは2桁なのに対して、CUDAは4桁や5桁にもなります。

CPUのコアは単一処理でいいので1つのコアのクロック周波数が多く、代わりにコアの数が少ないです。
GPUのコアは多くの並行処理が必要なので1つのコアのクロック周波数が低く、代わりにコアを大量に必要とします。
それがコアの数に差が出ています。

NVIDIA製 GeForce内容備考
Tensorコア一部のNVIDIA製GPUに搭載された深層学習用の演算器。NVIDIA製GeForce
RTコア一部のNVIDIA製GPUに搭載されたレイトレーシング処理専用の演算器。NVIDIA製GeForce
キャプション
AMD製 Radeon内容備考
AIアクセラレータ一部のAMD製GPUに搭載された深層学習用の演算器。AMD製Radeon
Rayアクセラレータ一部のAMD製GPUに搭載されたレイトレーシング処理専用の演算器。AMD製Radeon
キャプション

コアクロック周波数

用語:コアクロック周波数

Clock Frequency
クロック周波数


GPUが指示されたことを処理できるスピードのこと
電気信号によって「0」と「1」を切り替えます。これのスピードのことになります。

単位は「GHz」で表記されます。

クロック周波数の数値が高いほど高性能になります。
GPUコアクロックを引き上げる「ブースト動作」には対応しています。

動作周波数が1.00GHzの時は1秒間に10億回振動しています。

タイトル内容備考
ベースクロックブースト動作が行われていない場合の最大動作クロック周波数NVIDIA製GeForce
ブーストクロック標準的なゲームを実行中の平均動作クロック周波数NVIDIA製GeForce
キャプション
タイトル内容備考
ベースクロックブースト動作が行われていない場合の最大動作クロック周波数AMD製Radeon
ゲームクロック標準的なゲームを実行中の平均動作クロック周波数AMD製Radeon
ブーストクロックブースト動作時の最大動作クロック周波数AMD製Radeon
キャプション

ビデオメモリ(VRAM)

用語:VRAM(ビデオメモリ)

VRAM:Video Random Access Memory

画像や映像、3D、ゲームなどのグラフィックデータを一時的に保存します。

基本的にはテクスチャの読み込みです。
VRAMで一時的に保存しておくことで、GPUの処理を余った他のものに使えます。
その結果、フレームレート向上や画質向上につながりやすいというメリットがあります。

メモリに関しては基本的には気にしなくていいと思います。
グラフィックボードのビデオメモリの内訳はそれぞれの製品で固定されています。
なので、メモリを気にするよりはグラボ全体の性能を気にして見ていくといいでしょう。

とはいえ、一部のグラボではメモリインターフェイスが狭くて微妙なものも存在します。RTX4070Tiあたりがそうでしょう。
ここはメモリ帯域幅が狭いのでWQHDには対応しているのですが、fpsが落ちやすいという印象があります。

PCやスマートフォンでよく聞かれる「メモリ」はRAMです。
こちらではグラボに搭載されているので、「ビデオメモリ」VRAMとなります。

VRAMは映像出力に特化したタイプのメモリで、モニター上に映し出すための処理にだけに利用されます。
VRAMが不足すると、FPS低下や画像テクスチャが映し出されなくなることが起こります。
VRAMを多く搭載するほど余裕ができやすいです。

メモリ帯域幅
(GB/s)
クロック
(Gbps)
インターフェイス
(bit)
(1 Byte = 8 bit)
型番
272 GB/s17 Gbps16 Byte(128 bit)RTX 4060
288 GB/s18 Gbps16 Byte(128 bit)RTX 4060 Ti
504 GB/s21 Gbps24 Byte(192 bit)RTX 4070
RTX 4070 Super
RTX 4070 Ti
672 GB/s21 Gbps32 Byte(256 bit)RTX 4070 Ti Super
716 GB/s22.4 Gbps32 Byte(256 bit)RTX 4080
736 GB/s23 Gbps32 Byte(256 bit)RTX 4080 Super
1008 GB/s24 Gbps48 Byte(384 bit)RTX 4090
キャプション

メモリ帯域幅

用語:メモリ帯域幅

Memory Bandwidth
メモリ帯域幅

VRAMのバス帯域幅です。
VRAMが1秒間に転送できるデータ量を表します。
GB/sが用いられます。

計算式としては、「メモリクロック」×「メモリインターフェイス」=メモリ帯域幅
となります。

フレームレートの安定には帯域幅を大きくする必要があります。

「メモリクロック」×「メモリインターフェイス」=メモリ帯域幅での数値なので総合的な指標としてわかりやすいです。
基本はこれでチェックして高いほどとてもいいグラフィックボードということが言えると思います。
グラフィックボードの総合的な性能がこれでわかりやすく示されています。

RTX4090を例にすると、以下のようになります。
メモリクロック:24 Gbps
メモリインターフェイス:48 Byte(384 bit)
メモリ帯域幅は24Gbps x 48Byte=1008 GB/s

メモリクロック(メモリスピード)

用語:メモリクロック

Memory Clock
メモリクロック

メモリ自体のクロック周波数のことをいいます。
データ転送レートを示すスペック
「Hz」や「bps」単位で表記しています。

メモリクロックは例えば18Gbpsや21Gbps、24Gbpsとあり、数値が大きいほど高性能です。

簡単に考えると、最高速度をどれだけ出せるかの指標です。
最高速度が高いほど多くのデータを次々を送り出しやすいです。
乗り物でたとえてみます。
18Gbpsはターボが付いた一般的な車です。最高速度は180m/hくらい(本来違反ですが気にしないで…)
21Gbpsは新幹線です。最高速度は300km/hくらい
24Gbpsはリニアです。最高速度は500km/hくらい
といったイメージです。乗り物の違いによって最高速度が違いますよね。
まぁ実際のメモリのクロックのイメージとは違いますがそれほどに早くなります。

メモリインターフェイス

用語:メモリインターフェイス(メモリバス幅)

Memory Interface
メモリバス幅

1回のデータ転送で送れるデータ量を示すスペック
「biit」単位で表記しています。
1 Byte = 8 bit と変換できます。

メモリインターフェイスは例えば64bitや128bit、256bit、384bit、512bitとあり、数値が大きいほど高性能です。

簡単に考えると、データを送るときの幅が広いと一度に送れるデータ量が多くなります。
高速道路でたとえてみます。
64bitを1車線と考えましょう。
128bitは2車線になります。
256btiiは3車線になります。
512bitは6車線になります。
3車線とかにもなると多くのデータを一気に送ることが可能になります。
なのでここの幅が広いと一気に送れるデータの幅が広がることになります。

ここでの数値の差で影響が出やすいのはモニターでの解像度の違いにおいて、メモリバス幅が狭いとボトルネックになりやすいことです。
FHDからWQHD、WQHDから4Kにおいてそれぞれ解像度のピクセル数が激増するので、その分処理量が増えます。
メモリクロックの処理の速さででなんとかなっても、メモリバス幅が狭いと一回に送れる量が少ないので性能ががくっと落ちやすいです。

ビデオメモリ規格

用語:ビデオメモリ規格

GDDR SGRAM:ビデオメモリ規格
GDDR:Graphics Double Data Rate

SGRAM:Synchronous Graphics Random Access Memory

DDR規格をビデオカードに特化させたものです。
高い帯域幅、低いレイテンシ(低遅延)が特徴です。

GPU用のメモリは規格によって性能が異なります。
数値が大きいほど、またXの記号が付いているもののほうが高性能です。

基本はこれで比較することはないです。
メモリクロックやメモリインターフェイスの仕様を見ることが大事です。

メモリ規格はGDDR6X、GDDR6、GDDR5X、GDDR5とあります。

メモリ容量

メモリ容量は8GB、12GB、16GB、24GBとあります。
これは製品によって数が決まっていて容量を変えることはできませんが、基本的には高性能ハイエンドのグラボになるほど容量が大きくなります。
ハイエンドシリーズでは4KやWQHDの映像の処理を前提に考えることになるので、GPUで処理していくうちの一時保管のためのデータを確保するためにビデオメモリの容量を大きく確保する必要があります。そのため容量が大きくなっています。

冷却ファン

冷却装置には、外排気型、内排気型、簡易水冷型の3種類があります。
特に大きな理由がなければ、内排気型を選択するといいでしょう。

外排気型

用語:外排気型

外排気型はシロッコファンで外気を吸い込んで、熱を直接放出します。

1つのシロッコファンによって外気を一気に吸い込んで、GPUチップの熱を一気に排出していきます。排出する際には、グラボの背面側のみで一気に吐き出されていきます。
なので、パソコンケース内のエアフロ―は気にしなくていい形式になります。

弱点は、シロッコファン1つの空気の流れによる熱の排出なのでGPUの作動量によっては大量の熱が発生しますが、その時はファンの騒音がすごいことになることが考えられます。
また、ファンが1つだけなので冷却性能に関しては少し弱くなってしまいます。

これは基本的には選ばれない形式なのですが、パソコンの組み立て方によっては採用を検討することは考えてもいいでしょう。

内排気型

用語:内排気型

内排気型は冷却ファンで外気を取り込んでヒートシンクの熱を放出します。

複数の冷却ファンを搭載し、熱を全方位にかけて放出できる面で冷却性能が大きいです。
また、複数のファンを付けるので風の送風量が大きく稼ぎやすいので結果的にファンの回転数が抑えられ、静音性も高いです。

このタイプはエアフロ―は気を付ける必要がありますが、エアフロ―でしっかり計画されている場合では優秀な形式であり、今のグラフィックカードでは内排気型が主流だと思われます。

グラフィックカードを2枚積む場合は注意が必要で、片方を外排気型にする等しないと熱がこもりやすい弱点があります。

簡易水冷型

用語:簡易水冷型

簡易水冷型は水を使って冷却する方式です。
ラジエーターで水を冷やし、冷たい水を循環させることでCPUの熱を放熱させます。

CPUクーラーに簡易水冷型があったと思いますが、あれと同じ仕組みです。
GPUチップに直接冷却ユニットを付けて、冷却液クーラントに熱を伝えてチューブを通してラジエーターに運んで、ラジエーターの冷却ファンで熱を排出する方法です。

これは内排気型と外排気型のいいところをミックスしています。

①ラジエーターがパソコン外部に直接排出するような形になるので、エアフロ―を気にせずに組み立てられるのが大きいです。(外排気型の特徴)
②ラジエーターの冷却ファンは複数取り付けるので、静音性が優秀になります。(内排気型の特徴)

弱点は冷却ユニットを付ける分の部品が増えるのでコストがかかります。(ラジエーターやチューブ、クーラントなど)
また、ラジエーターの取り付けるスペースが必要になります。

接続端子(インターフェイス)

ここはすべてでほぼ固定されているのであまり気にしなくていいかもしれませんが、一応それぞれでこういうものがあるということだけ知っておいていいでしょう。

モニター

モニターとの接続端子は基本、DisplayPort x 3本とHDMI x1本が搭載されています。

マザーボード

マザーボードとの接続端子は基本、ハイエンドのグラボではPCIe 4.0 x 16レーン、ローエンドのグラボではPCle 4.0 x 8レーンで接続することが多いです。(2024年現在)

VRMフェーズ

例えば、RTX4090でいうとGPUチップは「AD102」採用、VRAMは「GDDR6X」採用です。
GPUチップの「AD102」は動作電圧が0.87V ~ 1.05Vです。ということで、動作電圧は1.05Vです。
VRAMの「GDDR6X」の動作電圧は1.35Vです。

電源ユニットから送られてくる電圧は12Vです。これをさらに落とさないといけません。
そのためにVRMフェーズがあり、チョーク、コンデンサ、MOS-FET、ドライバICが組み込まれています。
これらによって12Vから1.05Vと1.35Vに落としていきます。

高級なVRMだとフェーズの数が増えており、安定しやすいといえます。
ただ、これは製品情報にはあまり記載されていない情報なので気にしなくてもいいかもしれません。

例えば、同じシリーズのRTX4070であっても値段の差が出るのはVRMフェーズの影響もある可能性があります。
わかりやすいのだと、ASUSのROGシリーズとTUF Gamingシリーズでは値段の差が出ているので恐らくVRMフェーズでの豪華さも少し影響があるかもしれません。

グラフィックボードの参考サイトブログ

終わりに

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星詠れいのTwitchリンク

星詠れい
星詠れい

こちらは主に活動しているTwitchのチャンネルです。
こちらの方で配信を行っています。

基本的にはアーティストを使って世界1位のカラスダウン数を目指していくというものになっています。
星詠れい自体はリアルの方で発達障害や社会不安障害などを抱えており、一般的に言うとものすごく人見知りします。そしてあまりしゃべらないような人です。
配信でも基本的には自発的に話すようなことはしないのですが、話題を振って頂いたら基本的にはお返しするように頑張っています。

他の多くの配信者のようにおしゃべりが得意といったそういった特徴は持ち合わせていません。
そこで配信にとっては不利になってしまいます。
それでもDBDのアーティストって楽しいんだよという魅力を伝えていくために活動しています。
よければぜひ遊びに来てください。お待ちしています!

星詠れいのYouTubeリンク

星詠れい
星詠れい

こちらはYouTubeの星詠れいのチャンネルになります。
こちらでは、配信での切り抜きがメインとなります。
主にプレイするゲームはDead by Daylightです。その中でもアーティストのみを使っています。

主に取り扱う切り抜きは以下の通りです。
・全滅をとるのに非常に大変だった試合
・難易度の高いチェイス中2連カラスを達成した試合
・一人でも通電後に逃げられた人がいた試合
になります。他の方とは異なる形のものをあげていきます。
星詠れいは負けても全然問題ないですし、それも魅力の1つだと思っています。
むしろ、負けた試合から何かを学べることも大事だと思いますので恥など感じず公開していきます。

よかったらYouTubeのチャンネルを登録してくれると嬉しいです。
よろしくお願いします。

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