おはこんばんにちわ🎵
ここではCPUグリスについての基礎と細かい項目について簡単に解説していきます。
よろしくお願いします。
CPUグリスはTIMの中の1つに数えられます。
TIMはあまり聞きなれない用語ですが、材料の総称としての意味を持ちます。
CPUの性能によって変えるのがいいと思います。
ゲーミング用として使うのであれば熱伝導材にシルバーやダイヤモンドが材料に使われているものがいいと思います。
シルバーやダイヤモンド以外でも熱伝導率の高いグリスがあればそれでも構いません。
大事なのは熱伝導率の高さと塗りやすさの組み合わせになるかなと思います。
星詠れいのおすすめするメーカーはNoctuaです。製品としては「NT-H2 サーマルグリス NA-CW1」などがあります。
使われている材料も分からず、熱伝導率は非公表ですが、実際に使っている側としてはよく冷えているなと感じます。
これは非伝導性タイプであるので初心者にも使いやすいCPUグリスです。
少々高いですが、CPUグリスとしてはかなり有名なものみたいです。
CPUクーラーでもNoctuaはよく冷える空気冷却のクーラーが有名だと思いますが、そのNoctuaが出しているCPUグリスですので安心できると思います。
タイトル | 内容 | 備考 |
---|---|---|
親和産業 | ||
Ainex | ||
ARCTIC | ||
Noctua | ||
Thermal Grizzly | ||
サンワサプライ | ||
AKEIE | ||
MoneyQiu | ||
ランクアップ | ||
Corsair | ||
Novonest | ||
Owltech |
タイトル | 熱伝導率 (目安) | 値段 |
---|---|---|
液体金属 | 70 W/mkとか | 超絶高価 |
ダイヤモンドグリス | 12.0 ~ 16.0 W/mk | 高価 |
シルバーグリス | 4.0 ~ 9.0 W/mk | 中 |
カーボングリス | 5.0 ~ 8.5 W/mk | 中 |
シリコングリス | 2.0 ~ 4.0 W/mk | 安価 |
熱伝導率の非常に高い複数の金属類を混ぜて作られたグリスになります。
ダイヤモンドグリスを遥かに凌駕して70W/mk以上の熱伝導率を誇る製品があります。
これに関しては液体金属なので、絶縁性がなくマザーボード上の基盤にうっかりグリスが浸透するとショートする可能性が高いので玄人・上級者向けのグリスになります。
アルミニウムとは相性が悪く、腐食を起こし故障を起こしてしまうので特に注意が必要になります。
とはいえ高い熱伝導率を誇るのでCPU温度を低く保てて、かなり冷えやすい状況を維持することが可能になります。
ただし、お値段もダイヤモンドグリスと比べると滅茶苦茶高いので本当に必要な人だけ検討するようにしてください。
これが該当するグリスは「熊グリス」といって、親和産業が出している製品になります。
ダイヤモンドグリスは高い熱伝導率を誇り、乾燥しにくく長期間使いやすい熱伝導材です。
シリコングリスに混ぜて作られることが多いです。
ダイヤモンド自体は1000W/mk~2000W/mkの熱伝導率を誇ります。
ダイヤモンドグリスに混ぜて使われるのは「ナノダイヤモンド化合物」と呼ばれるものです。
混ぜることによって実際には12W/mk~16W/mkの熱伝導率になります。(製品差があります)
市販のグリスの中では高めですが、ダイヤモンドグリスは乾きにくいのでその分長く保てます。
結果的にコスパが良かったりすることもありますので購入検討の1つとしてはいいかもしれません。
シルバーグリスは純銀をシリコングリスに混ぜて作られた熱伝導材です。
シルバー自体は428W/mkほどの熱伝導率を誇ります。
それを混ぜているので、実際には4W/mk~9W/mkほどの熱伝導率になります。(製品差があります)
金属なので、製品によっては導電性があるシルバーグリスがありますので注意が必要です。
製品の情報を見て非導電性かどうかを確認しておくといいでしょう。
カーボングリスは炭素のカーボンをシリコングリスに混ぜて作られた熱伝導材です。
カーボン自体は100~250W/mkほどの熱伝導率があります。
これを混ぜているので、実際には5W/mk~8.5W/mkほどの熱伝導率になります。(製品差があります)
カーボングリスは一般的なグリスより持続時間が長いと言われているみたいです。
ARCTIC「MX-4」やAINEX「GS-10」などがあります。
シリコングリスはコストパフォーマンスに優れた熱伝導材です。
シリコン自体は168W/mkほどの熱伝導率になります。
シリコングリス自体は、実際には2W/mk~4W/mkほどの熱伝導率になることが多いです。(製品差があります)
一応シリコン(Silicon)はケイ石から還元精製した高純度のケイ素の結晶であり、金属ケイ素と呼ばれています。
シリコーン(Silicone)は有機ケイ素化合物であり、ケイ素を構成要素の1つとして含有しています。
これはオイルやゴム、パウダーなどに変化することが可能な物質です。
グリスに使われているのは正確にはシリコーン(Silicone)の方ですが、細かい知識ですね!
基本的には粘度がちょうどよく、安価で使いやすいグリスになります。
乾燥するとカピカピになって熱伝導性を持たなくなるので定期的にメンテナンスが必要になります。
3つのポイントを挙げます。
・熱伝導率
・非導電性か導電性か
・粘度(塗りやすさ)
これらは材質によって変わってくるので製品ホームページ等でチェックしておくのがいいかもしれません。
熱伝導率はCPUから効率よく熱をCPUクーラーに持っていき熱を放出できるかに関わります。
CPUの蓋のIHSからCPUクーラーのベースプレートの間は目に見えない細かい間隙があります。
これを完全に埋めた上でTIM(グリス)自体の熱伝導率で熱を効率よく伝えるといった役割があります。
安いものだとシリコングリスで2W/mkであります。
少し高くなりますが、市販品で手に取りやすいのはダイヤモンドグリスを採用したもので16W/mkのものがあります。
基本的には10W/mkもあれば十分に熱を伝えられてCPUを冷やせることが可能だと思います。
ただし、オーバークロックを検討している方は念のためダイヤモンドグリスの16W/mkのものを採用したほうがいいかもしれません。グリスそのものの寿命が短くなる可能性が高いので乾きにくいダイヤモンドグリスがいいかなと思います。
ちなみに余談ですが、空気の熱伝導率は0.0241W/mk、水の熱伝導率は0.561-0.673W/mkです。
グリスと比べると圧倒的に低いですね。
なのでグリスを塗って間隙をなくして熱を伝えるためにもCPUグリスは必要になってきます。
導電性はマザーボードに関わってきます。
導電性のあるグリスだと、CPUの蓋のグリスを塗る範囲からグリスが漏れてマザーボードに接触するとその部分がショートしてしまい、マザーボードの故障に繋がる可能性があります。
なので、グリスを塗るときに不安のある方は非導電性のグリスを選んだほうが安心です。
非導電性のグリスですと、マザーボードに接触してもショートの心配がありませんので安心して使えます。
塗りやすさの面でも非導電性のグリスの場合は塗りやすいことが多いです。
シリコングリスは非常に塗りやすい上に非導電性の性質を持ちますのでそういうことになります。
一般的には熱伝導率の高い製品ほど塗りにくいといった傾向があります。
これは粘度が関わってきていて、熱伝導率の高いTIMは粘度が高いということが比例してあります。
その分乾きにくく、長い間メンテナンスが不要になるということで自身のパソコンの使い方によっては変えてみるといいと思います。
ダイヤモンドグリスはちょっと塗りにくいですが、しっかり塗れば長期間キープすることが可能です。
シリコングリスは塗りやすいですが、乾きやすいので定期的にグリスを塗りなおすメンテナンスが必要になります。
一番はCPUが熱暴走してしまい、性能低下した状態でのパソコン使用になるので、パフォーマンス低下が発生します。
CPUが熱暴走してしまうため、CPUにはサーマルスロットリングという機能があり、熱が一定以上の高さになるとCPUの性能を落として高温状態を発生させないようにする防衛機能があります。
そうしないとCPUの寿命低下やシステムのクラッシュ、他のパソコンパーツにまで影響を及ぼしてしまう場合があります。
そのため、定期的にCPUのグリスを塗りなおす必要がありますがグリスによってメンテナンスの頻度が異なりますし、パソコンやCPUの稼働率によっても寿命が変わってくるのでそれはその都度確認をしておく必要があります。
通常1年に1回はチェックするといいと思います。
製品によっては3年に1回で大丈夫だと思います。
CPUグリスで寿命に関連する項目は以下のようになります。
・酸化や化学反応による劣化(これはグリスの材種によります)
・オイル分離(これはシリコーングリスで発生します)
・ひび割れや剥がれ(これはどのグリスでも起こります。グリスが硬化して発生します)
・乾燥や硬化(これはどのグリスでも発生し、柔軟性が失われます)
CPUグリスは地味すぎて考えることの少ないパーツだと思います。
BTOで依頼する場合は基本的にはメーカーが最初からグリスが決められていてそのまま入れることになります。
オプションによってダイヤモンドグリスやシルバーグリスを選ぶことができますが、基本はメーカー指定のグリスが入ることになるでしょう。
自作PCの場合はグリスの選定は考えておいたほうがいいと思います。
CPUクーラーに最初からついているグリスもある程度は使えますが、いずれは乾燥して使えなくなるのでCPUグリスを個別に検討して購入することも考えておいたほうがいいでしょう。
以上になりますが参考になりましたら幸いです。
おすすめ特選4記事
DBDおすすめ特選4記事
その他のおすすめ
星詠れいのTwitchリンク
こちらは主に活動しているTwitchのチャンネルです。
こちらの方で配信を行っています。
基本的にはアーティストを使って世界1位のカラスダウン数を目指していくというものになっています。
星詠れい自体はリアルの方で発達障害や社会不安障害などを抱えており、一般的に言うとものすごく人見知りします。そしてあまりしゃべらないような人です。
配信でも基本的には自発的に話すようなことはしないのですが、話題を振って頂いたら基本的にはお返しするように頑張っています。
他の多くの配信者のようにおしゃべりが得意といったそういった特徴は持ち合わせていません。
そこで配信にとっては不利になってしまいます。
それでもDBDのアーティストって楽しいんだよという魅力を伝えていくために活動しています。
よければぜひ遊びに来てください。お待ちしています!
星詠れいのYouTubeリンク
こちらはYouTubeの星詠れいのチャンネルになります。
こちらでは、配信での切り抜きがメインとなります。
主にプレイするゲームはDead by Daylightです。その中でもアーティストのみを使っています。
主に取り扱う切り抜きは以下の通りです。
・全滅をとるのに非常に大変だった試合
・難易度の高いチェイス中2連カラスを達成した試合
・一人でも通電後に逃げられた人がいた試合
になります。他の方とは異なる形のものをあげていきます。
星詠れいは負けても全然問題ないですし、それも魅力の1つだと思っています。
むしろ、負けた試合から何かを学べることも大事だと思いますので恥など感じず公開していきます。
よかったらYouTubeのチャンネルを登録してくれると嬉しいです。
よろしくお願いします。